新潮文庫<br> またあおう(新潮文庫)

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新潮文庫
またあおう(新潮文庫)

  • 著者名:畠中恵【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2021/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101461748

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内容説明

お江戸は日本橋。長崎屋の跡取り息子、若だんなこと一太郎の周りには、愉快な妖たちが沢山。そんな仲間を紹介しようとして楽しい騒動が起きる「長崎屋あれこれ」、屏風のぞきや金次らが『桃太郎』の世界に迷い込む「またあおう」、若だんなが長崎屋を継いだ後のお話で、妖退治の高僧・寛朝の形見をめぐる波乱を描く「かたみわけ」など豪華5編を収録した、文庫でしか読めない待望のシリーズ外伝。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

166
しゃばけ外伝・・その2ってところか。7年ぶりの外伝は短編5話。いつもの長崎屋の感じもあれば、ずっとずっと先の妖達のことなど楽しくちょっとしんみりもあった。兄や推しの私には正直物足りなくもあったのはご愛嬌(もっと仁吉を~!笑)しゃばけシリーズも20周年ですって!夕餉に於りんちゃんも加わってって・・若旦那がちゃんと?夫婦になってるってことですよね?まだまだ続きますね。2021/12/15

100
しゃばけ外伝。若だんながほとんど出てこないし佐吉や仁吉も出ず周りの妖達が活躍する。いつものほのぼのした感じよりもちょっぴり切なかったりする。2022/03/17

本詠み人

97
しゃばけ外伝。若だんなの周りのみんなが活躍するお話。表題の「またあおう」では、離れの妖達が草双紙 桃太郎🍑の中に引っ張りこまれる。ぶじ若だんなの元へ帰れるのか…本編とは違い外伝では若だんなはほとんど出てこない。だが、妖達の誰もが若だんなを思い、若だんなならどうするか…と考える。最後の「かたみわけ」が色々な意味で感慨深い。一人であっても独りじゃないと心が軽くなる。ほんわかふんわり𓈒◌𓐍𓈒°𓈒◌𓐍𓈒若だんなの存在の尊さ、有難さよ♡.*゜2022/10/18

真理そら

97
「かたみわけ」は若だんなが長崎屋の「旦那さん」と呼ばれるようになり、寛永寺の寿真も広徳寺の寛朝もこの世を去った後、寛朝から妖系の問題を引き継いだ広徳寺の秋英の悩み事に長崎屋の妖が協力する話。一太郎の旦那ぶりや佐助の番頭ぶりも読んでみたかったかも。2021/12/03

sin

70
外伝は文庫オリジナルと云うことでいつもなら病の合間に頑張る若だんなはお休み…入りは長崎屋に集う面々についての紹介から、猫又のはじめてのお使いの顛末、物語に取り込まれた妖達、大陸から渡って来た河童の受難、若だんなが“旦那さん”になった頃、これも代の替わった“妖退治”の寺に降りかかった難題に長崎屋の妖の面々が手を貸す話と、独立した五つのショートストーリー2022/01/22

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