コスミック文庫<br> 鳥辺野心中

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コスミック文庫
鳥辺野心中

  • 著者名:花房観音【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • コスミック出版(2021/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784774763286

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内容説明

中学校教師の樋口は、ある女生徒の母の死をきっかけに、彼女と急接近をし、やがて愛を告白される。
その思いを拒みきれずにいた樋口だったが、周囲に流されるまま同年代の女性と見合い結婚をする。
女生徒とは関係が途絶えたはずだったが……。
京都・鳥辺野を舞台にあぶり出される男と女の業を描いた傑作長編。
〈解説〉角田龍平

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

火星人碧

8
官能小説を書く人だと思い込んでいたので今まで敬遠していたが、これはそういうのではない。京都の葬送の地、鳥辺野を主舞台に男女間の愛のような愛でないような、微妙な感情の絡み合いを描いている。ひとを愛せない者たちがその流れに巻き込んだり巻き込まれたり。主人公の樋口は主体性のない性格故、どちらを向いても八方ふさがりの人生を送ってしまう。どうしても子どものほしい女、代々妾として生きて、また娘を産もうとする女、誰もがどこかおかしく、切ないくらい生きにくい。100頁あたりからは一気読み。他の作品も読まねばなるまい。2024/12/12

まめの助

4
★★★☆☆流されるままただ生きる男と、その男を巡る女たちのお話。女の強さや怖さ、やるせなさを細かな描写で表現しながらお話が進む。京の土の歴史を学べつつ、お話をリンクさせる技に唸る。必要とされることと愛されることは違うという一文にハッとさせられた。読了後あれこれ考えるのが止まらない。2024/05/24

nue

4
先日読んだ花房観音さんのヘイケイ日記の影響で読んでみる。官能小説家とのことでしたが、そんな感じはあまりしなかったような。多少そんな描写もありましたが。登場する男女の情念が強く感じられる小説で、普段あまり読まないタイプで新鮮でした。この作者さんの本をすごく読みたいとはならない気がしますが、たまにはいいかな。小説の舞台が学生時代よく行ってた場所なので懐かしかったです。2022/08/07

triple_port

3
花房観音の京都ガイド本を読んだらまた読みたくなった。主人公がなんとなく世の流れに流されていくというのは、本人も自覚していたが、音葉も、実は情に流された⁉️最後の別れを切り出す時の音葉の表情の描写は、何とも言えない。思いを立ちきれない、切ない様子が伝わってくる。2023/01/14

triple_port

2
京都を舞台に展開するストーリー、面白かった‼️一気に完読。主人公も音葉もまり子も、それぞれの心の闇を抱え苦悩もありながらも、読み手には切なくそして甘美な余韻も。元同僚が愛されたい人間の方が多いといっていたが、自分もその一人⁉️と言われた気もする。2023/01/03

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