内容説明
「どちらが先に敵玉を詰ますことができるのか」その速さを計算することを速度計算と言います。
一直線に攻め合って勝てるなら良し、そうでないのならば、相手の攻めを遅らせたり、受ける等して速度を逆転させる必要があります。
本書では、基本的な速度計算の方法に加えて、速度計算を逆転させる手筋も紹介しています。
本書をマスターすることで、逆転負けをするなんてことは、ほぼなくなるはずです。
居飛車党・振り飛車党、棋力に関係なく将棋を指すプレイヤー全員にオススメできる1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ま
30
4章(相手の受けを考慮した速度計算)が良かった。相手玉に詰めろがかかった状態で出題されていて、相手の応手から考える。次の一、二手は当たるんだけどその先が読めん。割と新鮮で良いトレーニングになったが、他の章の問題に比べて異様に難易度が高いのは気になるかも。終盤で唐突に筋肉のコラムが出てきてちょっと面白かった。2023/01/14
yasuhitoakita
2
特に相手の受けを前提に攻守を判断する4章が面白かった。踏み込むべきところで踏み込めず、逆に踏み込んだらダメなところで踏み込んで逆転…という終盤の悲劇をなくすのに良い本だと思う。2023/03/28
kinaba
2
速度を逆転させるテクの話とかではなくて、もっとタイトル通りに、純粋に速度計算をする話がたくさん読みたかったなあと。最速の攻めだと何手かを見極めるのこそが難しくて、そこのコツを知りたい。2023/01/07