シティズンシップ教育と教師のポジショナリティ - 家庭科・生活指導実践に着目して

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シティズンシップ教育と教師のポジショナリティ - 家庭科・生活指導実践に着目して

  • 著者名:望月一枝
  • 価格 ¥5,500(本体¥5,000)
  • 勁草書房(2021/11発売)
  • ポイント 50pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326250776

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内容説明

若者が「市民」となる本質を獲得するため、教室内での対話を重視するディスコース論と、「コミュニティのなかの学校」を目指すことを論じるディビソンの学校論を検討しつつ、日本における小・中・高の家庭科授業や、学校外活動、生活指導実践を参与観察により分析する。シティズンシップ教育の理論と学校現場での実践をつなぐ一冊。

目次

はしがき

第1章 シティズンシップ教育と教師のポジショナリティ
 第1節 シティズンシップ教育への着目
 第2節 「公」と「私」の境界を疑うシティズンシップ概念
 第3節 教師への存在論的接近──教師のポジショナリティ
 第4節 シティズンシップ教育の教師役割と実践構図

第2章 シティズンシップ教育の理論的枠組み
 第1節 学校の内と外という問題──ベントリーとディビソンのシティズンシップ論
 第2節 ディビソンのディスコース論──ディスコースを学ぶ社会的な舞台としての教室
 第3節 学校の外とソーシャル・リテラシー──ディビソンの学校論

第3章 学校の内側で実践されるシティズンシップ教育
 第1節 私的で個人的な生活を問いあう──小学生を対象とする食教育実践
 第2節 他者の行動を読み解くディスコース──中学生を対象とする保育の授業実践
 第3節 政治的判断力を育むディスコース──高校生を対象とする家族の授業実践
 第4節 本章のまとめ──ディスコースを学ぶ社会的な舞台としての教室

第4章 学校の外で実践されるシティズンシップ教育
 第1節 高校生のまちづくり実践
 第2節 地域市民としての高校生と教師
 第3節 本章のまとめ──評価権を持たない教師として

第5章 学校の内と外をつなぐシティズンシップ教育
 第1節 文化活動における二重構造
 第2節 生徒会活動と文化祭
 第3節 学年実践と文化祭
 第4節 ホームルーム実践と英語劇の授業実践
 第5節 本章のまとめ──学校カリキュラム改革へ

終章 シティズンシップ教育と教師の役割
 第1節 本書で明らかになったこと
 第2節 シティズンシップ教育における教師のポジショナリティ


引用・参考文献
あとがき
人名索引

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