P+D BOOKS<br> P+D BOOKS 女のいる自画像

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P+D BOOKS 女のいる自画像

  • 著者名:川崎長太郎【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 小学館(2021/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093524278

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内容説明

私小説作家と女たちとの交情を綴った短篇集。

「相手変れど主変らずで、作者の分身である人物がどこにも登場しており、相手方の女性は作品ごとに一人一人違っているのである。が、私がそれぞれ大なり小なり親しくした人達であり――」(まえがきより)
 小田原の私娼街「抹香町」の芸者とのつかず離れずの関係を描いた「捨猫」、著者のファンとして訪ねてきた人妻との淫靡な駆け引きを綴った「火遊び」など、著者が交情を重ねた相手とのエピソード8篇に、師と仰ぐ徳田秋声にまつわる女性の話「小説 徳田秋声」など全10篇を収録。私小説作家・川崎長太郎、愁眉の短篇集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoyogi kazuo

2
作家を訪ねて小田原の小屋にやって来た女たちのことを書いた私小説。読みたいと思っていたので出版されてうれしい。私小説とはいえ、女の視点で書いたり、女の夫の視点で書いたりと工夫は随所にみられる。自分自身に対する批評的な視点もきっちり盛り込まれているから、ただのスケベ爺のモテ自慢とは天と地の開きがある。2022/02/21

ライム

0
いい歳してやもめ暮らしの変わり者、と他人に陰口叩かれるのを恐れ、悲観しかない我が身の境遇を怨む…そんな人こそ読むべき。この著者の呆れた生き様と作品群を見よ。愚かな所業を進行形でリアルタイムで次々と作品化してきた驚くべき事実、そして好感を抱いた当時の女性がまた次々と家まで押しかけて…そんな駄目な感じの恋愛リアリティーショーを見させられる。でも、著者は大真面目に書いている。それがどうゆう効果か、読後には、世を見る新たな視点を獲得している自分に気付く。2023/12/15

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