「義経」愚将論 源平合戦に見る失敗の本質

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「義経」愚将論 源平合戦に見る失敗の本質

  • 著者名:海上知明【著】
  • 価格 ¥1,782(本体¥1,620)
  • 徳間書店(2021/10発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198653644

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内容説明

義経は名将どころか、凡将ですらない愚将だった。
あまたの通説をひっくりかえす驚愕の論考!


日本でもっとも人気のある武将の一人が源義経だろう。
その人気とともに不動なのは義経が「名将」であるという軍事的才能の評価である。
故司馬遼太郎氏をはじめとして、義経を「不世出の天才」と位置づける人は多い。
しかし、そうした評価はきちんとした戦史の分析に基づくものだったのだろうか。
実はこれまでの「義経名将論」のほとんどは、義経が参加した戦いが源氏の勝利に終わっていることから「見事な作戦」を立てたと言っている結果論にすぎない。
結果的に勝利した戦い方を称賛することは誰でもできる。それを名作戦とこじつけることはたやすい。
しかし結果論にとらわれずに、中国の古典兵法書『孫子』や、義経が読んだとされる『六韜』をはじめとする古今東西の戦略書をもとに分析するとどうだろう。
「一ノ谷合戦」「屋島合戦」「壇ノ浦合戦」を中心にして、様々な角度から義経の作戦を分析すると、あまりにも稚拙な戦術と戦略的思考の欠如という実態が浮かび上がってくる。
さらに、義経の戦いを名作戦とすることで、日本の軍事常識が大きくゆがめられてきたこともわかってくる。
兄・頼朝との確執の実態や奥州平泉の藤原氏との関係も含め、これまでの源平合戦の歴史を塗り替える画期的な論考。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

235
義経こそは名将と見なされた愚将の最大の存在。愚策も勝利すれば賢策と見なされる。けっして美男ではないし、戦闘において非戦闘員、無関係な民衆もしばしば殺す残酷な男というのが実像に近い。一ノ谷合戦の勝利は、後白河法皇の陰謀により平家が武装解除していたからで、戦う前から結果は見えていた。後の日本軍による奇襲信仰の愚かさの原因になっている。などなど、けちょんけちょんに義経にダメ出しします。ここまで書かれると、逆に判官びいきな気分になります。さて、来年の大河ドラマで、菅田義経を三谷幸喜がどのように描くのか楽しみです。2021/12/11

金吾

19
政戦略はダメでも戦術は天才だったと言われている義経が戦術でもダメだったとする本です。正しいか否かはわかりませんが、読んでいるとまぐれなのと思ってしまいます。結果と過程が一致しないと感じました。2022/08/07

H2O_HoriHori

6
義経は兵士としては優秀だったかもしれないが、将軍にしてはならないタイプだった、という話。 行き当たりで部下を振り回して、適当な作戦で損害を与えてしまう。 プレイが優秀で管理職に上り詰めた人の組織が軒並み人事の墓場になっていく光景を思い出してしまった。2021/12/11

fortune

4
歴史を結果論でなく、原則・原則に則って再検討すべきーが持論の筆者。読みすすめていくうち、巷間いわれている義経礼賛論は大変な悲劇を後世に与えてしまったのではないか…と思いました。歴史から学ぶべき教訓を学ばず、盲目的に模倣することはかえって危険ではないかーの著者の結論におおいに頷かさせられました。2021/11/13

せいや

3
「名将」と評されることが多い源義経だが、実態は戦略・戦術ともに愚将と呼ぶしかない武将であった。非常に衝撃的なタイトルだが、丹念に読んでいくと戦術レベルでマグレ勝ちしていたことがわかった。一ノ谷では、平家が後白河法皇の武装解除要求に従っていたこと、屋島では平宗盛の戦闘放棄が勝敗の行方を決めてしまった。勝ちは勝ちとはいえ、愚策を名作戦として踏襲してしまうと、先の大戦のように敗北につながってしまう。それにしても筆者の平知盛愛が凄い。2021/12/11

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