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内容説明
コロナ後の景気回復は? 米中対立の行方は? ゲームチェンジを起こせるか? 「日本経済新聞」を代表するコメンテーター、編集委員ら、ベテランの専門記者22名が、日本を取り巻くさまざまな論点と向き合い、大胆な予測を提示する。記者の視点を先取り。どこに着目するかで、世界の見え方が大きく変わる。
目次
第1章 日本経済はこれからどうなる
・コロナ後の景気回復は? 日本の弱点をどう克服するか
・コロナ下の「金融緩和相場」から、コロナ後の「業績回復相場」へ
・加速する脱炭素、対応迫られるエネルギー戦略 など
第2章 日本企業はこれからどうなる
・VUCA時代に求められる企業経営の羅針盤
・ルールを世界に売り込もう
・株価が語る、コロナ後「勝ち組企業」の条件 など
第3章 世界はこれからどうなる
・台湾海峡で戦争になるか? 米、勢いづく中国共産党への敵対心
・半導体戦争が世界を引き裂く
・「バイデンの米国」持続力は? 中間選挙に3つの試練 など
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
62
経済と企業、そして世界の3つの視点での”大予測”。まず『経済』のPost-COVIDは、概ね想定範囲。一方、プライム市場は日和り、他は長期継続案件。穴を捲る気概のあるカリスマを期待するしかないのか?『企業』も概ね想定範囲の内容と実状。勝ち組の3つの条件が全て。中でも「SATORI」。最後に『世界』。地政学と伴うリスクは新鮮味がないが、今年はこれまで以上に現実味が増す感。総じて感じる”戦狼外交”の必要性。外交のみならず各種ルール作りの件も同様。既に3月ですが、少しでも平和で明るい年になってほしいと願うのみ。2022/03/10
molysk
48
来たる2022年を予測する。主な論点は、コロナ禍と米中対立だ。コロナ禍について、出版時点ではデルタ株が脅威だったが、早くもオミクロン株が出現した。今後も新たな変異株の懸念は強い。本書は経済回復を期待するが、実際にはどうなるか。米中対立は、バイデン政権下で深刻さを増している。対立の原因は、個別の問題から体制の違いそのものに移りつつあるようだ。思想の対立では、妥協点を探すことは難しい。先端技術を中心に、経済の分離の流れが加速しそう。日本は自らの強みを見出し、米中対立の間で立ち位置を確立する必要がある。2021/12/05
夏野菜
5
買ってすぐ読んだ方が良い。時間が経って読もうとすると、結構、中身が違ってきてて、あまり読み進められなくなる。ウクライナ侵攻など、ほとんど触れられてない。世の中、数ヶ月後に思いもしないことが起きるものだと痛感。2022/08/18
くらーく
4
書いた当時はロシアのウクライナ侵攻も無くて、こんなにエネルギーや穀物価格が上がるとは想像もできなかったのだよねえ。こんなに円安トレンドも予想できなかっただろうし。物価も上がったし。まあ、論点なんて、世界情勢等で変わるのだから、参考程度に読んでおけば良いものなのだろうねえ。毎年発行するようなものでも無さそうですな。日本の論点ねえ。少子高齢化の一言で片が付きそうな気がしてきた。2022/08/10
srmz
4
どっしり構えて読む本は久しぶり。日本・世界の課題は山積みであること、一人一人の生き方や価値観が大きく変わっていることなど見て見ぬふりができないような問題が22つのコラムとしてまとまっていました!専門的な知識のない私でも読みやすくて助かります。日本だけの問題ではなく、世界全体としての問題が多いように感じました。読んでよかった!2021/11/22