光文社文庫<br> 名探偵 木更津悠也

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光文社文庫
名探偵 木更津悠也

  • 著者名:麻耶雄嵩
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 光文社(2021/11発売)
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  • ISBN:9784334742430

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内容説明

資産家・戸梶康和が自宅の洋館で刺殺された。財産相続がからんでいるものの、遺族たちには、それぞれ完璧なアリバイがある。被害者の甥・彰敏が証言した幽霊の目撃談。そこから名探偵・木更津悠也が導きだした犯人とは―!?(「白幽霊」) 白い幽霊の出没に連動して事件が起こる4編で、名探偵・木更津悠也と助手役・香月実朝が名コンビぶりを発揮する!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

221
麻耶短編集ではホームズ&ワトソンの亜種が様々描かれるが、結局このコンビが一番読んでいて面白い。他作品では、各話、解決に行き着くまで、単調で退屈な時もあるが、香月の設定がアレなために、地の文も油断出来ずに読まされてしまう。ミステリとしては大きくもなく小粒すぎもせず、といった辺りで『交換殺人』がマイベスト。『翼ある闇』と『木製の王子』に関する言及もあるが、先に読んだ方が楽しめるのか、既読の者からは判断付けづらい。長編『打楽器とチェロの殺人』の刊行が待ち遠しいが、ビデオデッキが普通なくらい昔の話になるのか…。2016/08/13

セウテス

82
木更津悠也シリーズ第4弾。名探偵木更津悠也の活躍を、ワトソン役の香月が語る4短編集。面白いのは、作品は一つ一つ独立した物語なのに、その全てに白幽霊が関係してくる事だ。ただ単に登場するだけではなく、解決の糸口であったり、犯罪のきっかけであったりと物語の要点となる凝った作りをしている。しかしメルカトルと比べると、古典的なミステリであり推理もしやすい。名探偵とは推理力のある者を言うのか、名探偵と讃えられる素質の在る者を言うのか、考えさせられる。麻耶氏からすると本作も、探偵という存在の意義を試しているという事か。2018/06/29

ダイ@2019.11.2~一時休止

75
木更津悠也その2。短編集。交換殺人・時間外返却なんかがイイ。2013/10/06

雪紫

53
麻耶さんのレギュラー探偵、木更津と香月が「白幽霊」をキーワードにし謎を解く4つの事件(なお麻耶さん世界は幽霊が実在します)。「翼ある闇」を見たからこそ(いや見てなくても)わかるある種の歪みと憧れが持ち味。伏線にクリスティーの名作を思い出させる「交換殺人」のまさかの展開と「時間外返却」のロジックと経緯が特に好き。

さっとる◎

51
【メイ探偵祭】名探偵って…探偵って…麻耶さんの本を読んでこう呟かなかったことはないんじゃなかろうか。香月が木更津LOVEすぎて、香月LOVEな私はこの本非常に好きだ(笑)。名探偵要素を備えすぎるくらいに備えている木更津。名探偵かくあるべしを体現している名探偵木更津。それなのに、なぜこうなる(笑)。名探偵として頑張る木更津を、私は断固応援する次第。「さすが木更津はかっこいいよなぁ。やっぱり名探偵はこうでないとなぁ。私は相変わらず惚れ惚れしてしまった。」香月の木更津愛に溢れた1冊(笑)2016/07/02

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