内容説明
【第4回警察小説新人賞受賞作】
「書きぶりは堂に入っており、プロとしてやっていける風格をたたえていた」
東山彰良氏(選考委員)
「文章力が高く、スピード感もあり掴みは抜群」
柚月裕子氏(選考委員)
熊本県警本部警務部監察課の阿玉清治は非違事案の調査を命じられる。爆発事件に巻き込まれて意識不明となっている刑事の澤守が、暴行騒ぎを起こしていた疑いがあるというのだ。警察の威信に傷がつかない無難な着地を求められた。時を同じくして、熊本地震をきっかけに失声症を患っている小学生の息子が、動物殺しの疑いをかけられる。阿玉は妻や息子との関係に心を砕きながら、非違事案の調査を進めるが――。感涙の家族小説×超弩級の警察ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
aki
26
出世が早く順風満帆だったが、妻の万引きが発覚した事によりそのコースから外され監察課で非遺事案の調査を命じらた阿玉。そこで多発していた爆発事件と動物殺しの疑いをかけられた息子の事件の捜査をバディとなった船場と共に追っていく。警察組織の中で起きている事、阿玉の家族間の悩み、爆発事件により意識不明となった刑事の家族の秘密と、疾走感ある筆致のリーダビリティでグイグイと惹きつけられる。爆発事件と動物殺しの事件の真相がイマイチ簡単にまとまりすぎている所は物足りなかったが、今後も期待したい。2026/01/23
おうさま
5
デビュー作とは思えない堂々とした書きっぷり 警察小説は数多あるが、警官や刑事ではなく監察官を主人公に、単なる犯罪小説ではなく、家族の物語としてもしっかりと成立させているところが素晴らしい 今後がとても楽しみな作家が、また一人増えました2026/01/24
黒子のバスケ
2
★★★★★ 第4回警察小説新人賞受賞。監査課が舞台。警察官達の家庭の問題や背景を絡めながら事件を追っていく。一気読み。面白かった。2026/02/16
し~ちゃん
2
警察小説新人賞受賞作。ハードボイルド系ってな始まりなるもぐっと引き込まれるプロローグ。 爆発事件で意識不明となっている刑事の謎を追う監察官。妻の万引きと失声症の息子の動物虐待で出世の道を立たれる主人公。警察小説であり、家族小説でもあるという不思議なジャンル。熊本地震や痴漢冤罪など盛り沢山だがどれもきちんと納まっていて、デビュー作品とは思えない勢いとスビード感ある一冊。次作が今から楽しみ。オススメです。2026/02/15
なつなみ
0
警察小説としても、家族小説としても面白い。次々といろんなことが起こり気がつけばページも残りわずか、これはちゃんと全て解決するのだろうかと不安になりましたがラストは見事でした。2026/01/27




