内容説明
日本を取り巻くアジア西太平洋で、第三次世界大戦が始まろうとしている。現在の世界の指導者たち、アメリカのジョー・バイデン、日本の菅義偉、ロシアのウラジミール・プーチン、中国の習近平といった人々は、これまでの歴史上の指導者たちと比べて明らかにその能力が劣り、洞察力も、想像力をも持っているとは思われない。第三次世界大戦は、人類と世界の滅亡に直結している。その恐ろしさの幾分かでも示すことができればと思い、この本を書いた。(「まえがき」より抜粋)◎第一章 西太平洋米中戦争が始まる◎第二章 中国の台湾占領は失敗する◎第三章 アメリカの先端技術が中国を圧倒する◎第四章 世界中が習近平の敵になった◎第五章 アメリカという国はどこまで信用できるか◎第六章 西太平洋に日本の力で平和と安定を取り戻す日本のメディアが報じないワシントン発極秘情報!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
九曜紋
11
新型コロナウイルスの世界的拡散、香港での人権弾圧、ウイグルでのジェノサイド等により、「世界を敵にまわした」習近平。その習近平の世界覇権を賭けた目論見は米国や欧州諸国の圧力の前に潰える、という日高義樹の論調は従来から一貫している。問題は対中国の最前線に位置する日本のリーダーの覚悟の無さ。ここは本当に危惧すべき事柄だろう。2021/07/15
カナッパ、ユイッパ
3
(★3.8) 著者は、お年を召された分、少し思考の柔軟性に欠けてきているようで、その点を差し引いて読むべき箇所が散見されるのが残念です。 しかし、現状を分析し将来を見通すジャーナリストとしての視点は冴えわたっています。更に、予想している将来とその対処方法などの論点は、日本が中国に飲み込まれないために今まさに我々が行うべき模擬的な実証実験の重量な一つの解を示されていると思います。 このような視点を持たれた方は、是非とも政府のブレーンとして活躍して頂きたいです。2021/08/15
まさお
1
★★★ 中国に関する見立てはぼぼ納得感はあるがアメリカが日本を守ってくれるのかについては結局ポジションをとっていない!そこが知りたかったのに残念! ただ総じて諸外国はナショナリズムに走ってるから自国は自国で守ろうと言うスタンスであり、納得できる!