空間と統治の社会学 - 住宅・郊外・ステイホーム

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空間と統治の社会学 - 住宅・郊外・ステイホーム

  • 著者名:佐幸信介
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  • 青弓社(2021/10発売)
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  • ISBN:9784787234988

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内容説明

1990年代以降、バブル経済の崩壊とリーマンショックに象徴される経済的な危機や社会的な停滞のなか、都市空間や住居空間はどのように変容して、私たちはそのなかでどのような経験をしてきたのか。また、それを支えるテクノロジーは、私たちの身体にどのような影響を与えているのか。

開発と金融資本の結び付きや東京の再開発をたどることで「空間の動産化」を浮き彫りにして、集住空間のセキュリティやスマートシティの事例から住空間と統治のテクノロジーの関係を分析する。加えて、郊外の現在のありようやコロナ禍でのステイホームから、住まう空間が私たちに何を経験させているのかを明らかにする。

アンリ・ルフェーブルやミシェル・フーコーの議論を補助線にしながら、1990年代から現在までの空間の変容を具体的な事例からひもとき、流動性や利便性を求める空間の「不自由さ」を批判的に検証する。

目次

序 章 「空間の不自由」を問うということ

第1章 新自由主義と空間の暴力――金融資本と空間の接合
 1 サブプライムローン問題と住宅という財
 2 都市空間の変貌
 3 空間開発と金融資本
 4 公共空間の市場化と社会的所有の放棄

第2章 都市空間の変容のなかのオリンピック――再開発のなかの建築と空間
 1 書き換えられる都市空間
 2 フローの空間としての東京――首都高と経済空間への書き換え
 3 フローの空間としての都市――新自由主義化する空間
 4 二〇二〇年オリンピックの空間

第3章 囲われる空間のパラドックス
 1 生活を囲い込むこと
 2 集住空間のセキュリティ
 3 測定される安全/危険
 4 象徴暴力とコミュニティ
 5 逆説的な安全な空間

第4章 スマートシティと生政治――パブリック―プライベートの産業から住むことの統治に向けて
 1 スマートシティと空間――テクノロジーは何を対象にするのか
 2 産業としてのスマートシティ
 3 生政治としてのスマートシティ

第5章 郊外空間の反転した世界――『空中庭園』と住空間の経験
 1 表象としての住宅
 2 郊外と「住まわせる論理」
 3 郊外または反転した世界
 4 性愛の空間としての郊外

終 章 新型コロナ禍と「ホーム」という場所――カフカ「巣穴」を読む
 1 コロナ禍と権力の問題
 2 カフカ「巣穴」とホーム

あとがき

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