内容説明
1990年代初頭からインド各地をあまねく旅した著者は、インド料理に深い興味を抱き、それからおよそ20年にわたってインド各地を食べ歩きます。インド料理と言えば、北インドのチャパーティなどの小麦の平パンにターリー、南インドではライスにミールスといった料理がよく知られていますが、実はインド各地に個性あふれる様々な料理が存在することを本書は紹介します。
ただ一皿の料理を求めて、バスに何時間も揺られていく小さな食堂、一見すると単なる路上の屋台に過ぎないところに存在する名品、街の裏路地にあるささやかな定食屋に隠された特別な料理、これまで旅行者が気がつかなかったインドの料理をあますところなく紹介します。本書でインド旅行の食生活が一変することでしょう。新型コロナが収束したら、ぜひ本書を手にインドの食の旅へお出かけ下さい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
121
インド南部編より、こちら北部編の方が、日本でも幾分馴染みがある。 デザート系が意外に美味しそう(でも屋台ムリ)2025/03/04
たまきら
44
自分が1か月ほどインドに行ったときは、コルカタからデリーまでが限度でした。一緒に行った友人は食に興味がない人だったので、そこまで冒険もできなかったのよね。ここではガルワール出身のコックさんお話が面白かったです。そういえば千葉でいつも食べていたデュワンさんもここの出身だった!…と、こちらもちょっとしたトリビアが面白かったです。2022/12/27
mittsko
12
めッちゃくちゃ面白い!インド現地の都市部「中級」料理店を、豊富なフルカラー写真とともに、次から次へと紹介していく一冊(「南・西編」との二冊組み)。「あ、行ったことある!」という店が、ほんの数件出てきて、テンション爆上がり…(。・ω・。) その筋では大変有名な著者。仕事を兼ねるとはいえ、よくもまぁこれだけの店を食べ歩き、記録に残し、追調査をしたもんだ、と呆気にとられます。もうすごいです! これまで読んできたものの中でも、ダントツに一番の「インド入門書」。とにかくもう、ぜひ読んで!(; ・`д・´)2021/09/17
yoneyama
10
インド各州名と州都名を全暗記して臨む。本文の記述は半分がカタカナで、地名と店の名、料理名があふれる。しかし文章と同面積の豊富な美味しそうな写真がつけられ、名を知らない料理も憶えながら読み進む。著者のその地域への思いや印象も軽く練り込まれ、優れた旅行記でもある。松本市内にもこうしたインドローカル料理を出す店が何軒かあり、一件はウッタルカンドのデラドゥーンのおじさんで話を聴いていたので興味深く読む。もう一軒は時折インドへ修行に行くご主人、前回はタミル料理だった。いま一ヶ月の休業中。上下二巻組だが納得する。2024/09/02
DEE
10
インド料理と一括りにしてしまうには、あまりにも奥が深い。国もデカければ人も多い。そして様々な民族が混じり合い、これほど多種の料理が今も食されていることに驚かされる。またインドに行きたいな。2024/01/25
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