内容説明
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高齢者を遊びのない世界に閉じ込める医療ではなく、一緒に「生きる」を楽しむべきではないか。そんな思いを実践した、高齢者診療や緩和ケアの取り組み方を紹介します。
川崎市立井田病院の診療システムは、腫瘍内科・緩和ケア・在宅部門を、ひとつの科(ケアセンター科)で担当します。患者や家族には、「抗癌剤を始めてから最期の時まで、私たちがあなたと最期まで一緒にいますよ」と言える仕組みを作っています。
高齢者診療を楽しみながら行う宮森氏の経験に基く言葉や技術を中心に、この考えを支えるエビデンスを綴ります。
目次
第1章 患者からのサインを見逃すな
高齢者は高山植物のように繊細だ
高齢者向けの“食べるスイッチ” マジック ほか
第2章 診療中、言葉に詰まったら
「あとどれくらい生きられますか」と聞かれたら
「あとどれくらい生きられますか」への答え方 ほか
第3章 家族のことを忘れていませんか?
母親の終末期を巡る兄弟の葛藤への対処法
DNAR の落とし穴 ほか
第4章 高齢者の診療、若者と同じで大丈夫?
防ぎたい突然死、見つけがたい突然死
アナモレリンは悪液質の救世主になるか? ほか
第5章 高齢者診療のピットフォール
見逃しているかも? 勘違いしているかも?
「起こさせない」ことから始めるせん妄対策 ほか
第6章 忘れていませんか?入院患者にとって病院は生活の場
トイレにこそ、人間の尊厳がある
身体抑制した患者に緩和ケアはできるのか ほか
第7章 訪問診療、見るべきは患者だけにあらず
往診に行ったら仏壇をチェック!?
在宅アセスメントって何を確認すればいいの? ほか
感想・レビュー
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さか
イキュア