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内容説明
毎年、夏至の前の夜になると、”天才科学者”ビクター・フォン・ドゥームは魔族と戦いを繰り広げる。それは死の国から亡母シンシアの魂を取り戻すための孤独な挑戦だったが、その宿願はいまだに果たされずにいた。しかし、”天才魔術師”ドクター・ストレンジを仲間に引き込むことで、ついにわずかながら希望が生まれた。まさかの同志となった二人が向かう先は、悪魔メフィストの住む別次元。だが、そこで彼らは知ることになる……魂を救うためには、想像以上の代償を払わなくてはならないと! 天才ヴィランと天才ヒーローによる、予想外のチームアップ。
●収録作品●
『DR. STRANGE AND DR. DOOM: TRIUMPH & TORMENT, DOCTOR STRANGE(1974)』#54
『ASTONISHING TALES(1970)』#8(抜粋)
『MARVEL FANFARE(1982)』#16&#43(ともに抜粋)
2021 MARVEL
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
flatscan
1
ヒーローのDr.ストレンジとヴィランのDr.ドゥームが手を結ぶエピソードが中心の短編集。2人の共通項は魔術。表題作、前日譚の2作と、追加でサブマリナーの2作(解説にペーパー)を収録。表題作の前半は魔術師たちのバトルロワイアル。後半は2人が共闘してメフィストに立ち向かう。実はドゥームがメインの話。前日譚の2作は上手い設定。布石として利いてる。追加の2作は、DS&DDの作画を行ったミニョーラの初期作品てことで収録。2作とも海を舞台にしたファンタジー。…ネイモア、暇なの? にしても、ドゥームのツンデレよ。2022/07/10
帆
1
想像以上の面白さだった。ドゥームの悲劇的な生い立ち、現在の国王としての姿、そして母への想い。ヴィランズで一、ニを争う人気キャラの背景を掘り下げつつも本筋をおろそかにしないスムーズな話運びに脱帽。ストレンジもしっかりと存在感を放ち、理想のチームアップとなっている。他にも4つの短編を収録。一つはドゥームが主人公、もう一つはストレンジ、あとの二つはアーティストが同じという理由でネイモアが主人公。これらも中々に面白い作品。いやはや、これを読んだあとは自分のことを「我」と呼びたくなるような格調高い一冊でした。2020/10/04
kero86
1
めっちゃ胸熱な共闘モノで最高。マイク・ミニョーラの描くドゥーム、特に仮面の下から覗かせる優しさと哀しみの入り混じった瞳がこれまた最高で、ドゥームを一層好きになる。ドゥームがメインのコミック読むときのBGMはもちろんMF DOOMで。2020/06/14
サテヒデオ@ダイナミックひとり
1
至高の魔術師はともかくとして、鉄仮面の傲慢野郎が徹頭徹尾カッコイイ! そして題材とマイク・ミニョーラの画風との親和性の高さよ! 期待を大きく上回る面白さで、購入して良かったと大満足の一冊。実に良いチームアップだった。2017/08/16
fap
0
囚われた魂を開放するために地獄へ赴く科学と魔術。 導入部がかなり強引で、結末が孤高。 短いページ数でまとめていることは理解するが、スピード感はあまり無し。 上から目線のメフィストは結構サラリと出し抜かれる。 後半は水着を履いた海の王子のお話。 なんだかよくわからない内容だった。 誇り高いと評されるキャラクターなのだが、結構好き勝手に生きてる印象。 絵柄は、私が考えるほどミニョミニョしていなかった。2017/06/29