内容説明
「日英同盟」は日露戦争だけじゃない
「ブラボー・ジャパン! 」
第一次世界大戦で、日英同盟に基づいて遠く地中海で船団護衛を行い、「地中海の守護神」と絶賛された日本。
その第二特務艦隊の偉業は、日本の歴史から消され、忘れ去られているのではないか。
「同盟関係の模範」とも言える「日英同盟」を体現した第二特務艦隊司令官・佐藤皐蔵提督の秘蔵記録から、勤勉で勇敢、献身的な日本軍の姿が今、明らかになる。
世界が賞讃した「同盟の武士道」
日本海軍の偉業と功績が報告されるとイギリスの議場は歓呼と拍手に包まれ、「バンザイ」が唱和された――どの海軍の受勲数をも上回った日本海軍の偉業。他国が好まない最も危険な任務を自ら進んで引き受け、75万人を護衛、7千人を救助して、世界各国から至上の感謝と絶大な信頼を勝ち取った。外国軍との初の協同作戦に挑む第二特務艦隊司令官・佐藤皐蔵提督の決意とその言葉は日本の羅針盤となる。
第二特務艦隊の秘蔵写真を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちかぱぱ
1
今まで知らなかった第1次世界大戦時の日本軍の活躍を知ることができた。ドイツの潜水艦Uボートに苦しめられていたイギリスなどの兵員輸送船や客船を護衛する任務を犠牲を顧みず成し遂げたことで、欧州の信頼を勝ち得、その後の国際連盟での常任理事国入りが実現する。 現代も唱えられている国際社会との協調を100年前に実践していた事実はとても勇気づけられた。 護衛の任についた第二特務艦隊司令官の佐藤少将がまた素晴らしい人格者で、日本人の評価を大きく上げることに貢献しています。この史実はCWニコル氏が著者に伝えたことだそう。2023/01/07
ワシじゃ
0
第2次世界大戦で敗戦しなければ、この著書に書かれた先人達の勇姿も教科書に掲載され日本は今も世界から頼られる国であり続けたであろう。2022/04/15