日本経済新聞出版<br> サステナブル・ファイナンス カーボンゼロ時代の新しい金融

個数:1
紙書籍版価格
¥2,420
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

日本経済新聞出版
サステナブル・ファイナンス カーボンゼロ時代の新しい金融

  • 著者名:太田康夫【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 日経BP(2021/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 660pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532359034

ファイル: /

内容説明

人権重視、ジェンダー平等、ダイベストメント、グリーン・アセット比率――。中長期の視点で「環境」や「社会」を優先する新しい価値観に変わり始めた金融。日本銀行もグリーン金融への旗振り役を始めています。
 このような新しい金融の潮流は、サステナブル・ファイナンスと呼ばれています。この新しい金融をめぐって各国の駆け引きは激しくなっており、グリーンBIS規制の制定なども話題となっています。金融機関はかつてのお得意先である重厚長大産業にカーボンニュートラルという変革を求めるとともに、再生エネルギー企業を新たな顧客として獲得することが必要となっています。また、融資先が社会的に批判されるような取引を行わないように牽制することも求められています。
 本書は、マネーをめぐる新しい指針、流れ、規制の形、先進的な対応、邦銀の課題をいち早く解説します。

目次

序章・変わる金融の価値観――激化する主導権争い 
I 新しい銀行像の模索
 第1章・浮かび上がる5つの指針
 第2章・時代を開いた先駆者たち
II お金の流れを変えろ
 第3章・タブーファイナンス――問われる因習
 第4章・サステナブル・ファイナンス――金融の新しい流儀
III 変わる枠組み、変わる銀行
 第5章・公的機関・投資家が突き付けるサステナブル基準
 第6章・グリーン・バーゼル規制の足音
 第7章・銀行版「文化大革命」
IV 日本と邦銀の行方
 第8章・再び遅れる日本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroo Shimoda

8
前半は勉強になる。だが何より、後半。邦銀の文化、戦略への厳しい指摘に身が引き締まる2022/01/13

gokuri

3
昨今の世界の銀行の潮流を、環境問題を中心に時代をおって概観できる。ESGとか、グリーン、サスティナビリティ、ネット・ゼロ、インクルーシブといった考えが、なぜ銀行(民間企業)が特に厳しい目でさらされてきているか。欧米中心とした組織でつみあげられてきた事実を読み進めると、世界で活躍することが求められている日本の銀行(日銀を含む)の存在感のなさ、主張のなさを残念に感じざるをえない。日本にとって、国土、人口などの特性を踏まえて、きちんとしたアピールが必要なのは環境問題と同様の構図だと思う。2022/01/14

Go Extreme

1
変わる金融の価値観―激化する主導権争い 新しい銀行像の模索 浮かび上がる5つの指針:グリーン ネット・ゼロ サステナビリティ ESG  インクルーシブ 時代を開いた先駆者たち お金の流れを変えろ: タブーファイナンス―問われる因習 サステナブル・ファイナンス―金融の新しい流儀 変わる枠組み、変わる銀行: 公的機関・投資家が突き付けるサステナブル基準:グリーン・ウォッシング 環境アクティビスト グリーン・バーゼル規制の足音:グリーン・アセット比率 銀行版「文化大革命」 日本と邦銀の行方 再び遅れる日本2021/11/21

Takashi Nakano

0
金融機能は社会の進歩を推し進める一方で、意識してあるいは気づかないうちに社会の福利厚生を阻害している事がある。そういったケースを多数網羅的に記述、是正に向けた取り組みも多数紹介。2022/10/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18729243
  • ご注意事項