内容説明
コロナ禍で混乱を極める政治、無礼な隣国、そして激化する米中の覇権争い――日本は今、戦後最大の“危機”の中にある。だがこれは戦後最大の“チャンス”でもある。日本の意思と努力で、国際社会の流れを変えるのだ。日本人が本来持っている「力」を結集すれば、必ず道は開ける。強く逞しい日本が世界のリーダーとなる処方箋。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HMax
33
①自分の国は自分で守る。本書では戦うことを放棄したアフガニスタンの例があったが、今の話題はロシアに対して徹底抗戦するウクライナ。警戒レベルを上げる台湾。日本は尖閣を守る気があるのか。②中国・北朝鮮の脅威。オーストラリアのインフラ企業が中国に買われている危機、国家の根幹を左右する企業の中国による買収を防ぐため、米国55兆円、独72兆円規模の基金を設立。最大の驚きは日本学術会議の傲慢、現役会員が会員候補を推薦する身内の組合「87万人の学者を代表する存在では断じてない。」、本当に学術会議は酷い。解体して下さい。2022/04/01
スプリント
14
辛辣な論評が多いですが、日本が自立すべきという女史の主張は共感できるところも多いです。2022/04/03
TAKA0726
12
日本は米国に頼りきりではダメ、一日も早く自国防衛で自国民と国土を守る国になれ、米国は一国では中国の脅威に立ち向かえない、防衛力強化、米国と共に抑止力と対処力の強化、日米同盟を更なる高みに引き上げ立ち向かえ。南京大虐殺や慰安婦性奴隷は中国の捏造で中国はヤクザ、韓国はチンピラ。経済関係が悪化しても代替国はある。日本の建て付けは国民の自覚、得性、人品卑しからずに依拠、憲法や法律も性善説だが限りない優しい枠組みだけではウィルスの猛威から国民の命は守れない、そのためには憲法改正、政治家はもっとそこを議論してほしい。2021/12/16
アジャ
3
この二年間の激しい変化を改めて考えさせられる一冊だった。トランプからバイデンへ代わり、アフガンからの撤退。アメリカの台湾政策の転換等々、櫻井さんの情報の豊富さと見識に圧倒された。特にかねてからの中国への厳しさは相変わらずだ。しかし第二次世界大戦以来のロシアのウクライナ侵攻と蛮行には呆れるばかりだ。2022/04/29