光文社文庫<br> 旧宮殿にて~15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦~

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光文社文庫
旧宮殿にて~15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦~

  • 著者名:三雲岳斗
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 光文社(2021/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334743659

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内容説明

消えた肖像画、失踪した令嬢、運び出された巨大な彫像――。万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチが、ミラノ宰相ルドヴィコ・スフォルツァと、才媛チェチリアとともに不可解な事件の謎に挑む。15世紀末のミラノを舞台に、当時最先端の科学的知見をもって解き明かされる、事件の意外な真相。科学と謎を融合させたE・A・ポーの系譜に連なる傑作本格ミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

48
探偵役にレオナルド・ダ・ヴィンチを据えた5つの短編集。著者の「少女ノイズ」がかなり良かったので読んでみました。謎解きの面白さと共に、レギュラーとなる実在したダ・ヴィンチのパトロンであるルドヴィコ・スフォルツァ宰相の人柄と、『白貂を抱く貴婦人』のモデルとされているチェチリア・ガッレラーニの聡明さがもう一つの魅力となっている。歴史の背景をもっと知っていればより一層楽しめたのだろうが、知らなくても充分面白い作品でした。2016/01/30

王蠱

17
再読。ハマりすぎて続編を期待しつつ長編のほうの文庫版探してたり。チェチリアくらい「才女」って形容がぴったりな子もあんまり知らない(同作者作品ならラ・フォリア王女(ストブラ)とか近いかもだけど)。2012/06/18

ピク

15
レオナルド・ダ・ヴィンチが探偵として物静かに活躍するミステリー.ダ・ヴィンチと盟友ルドヴィゴ、そして美少女チェチリア(白貂を抱く貴婦人)の三角関係?が可愛い短編集で、もっとシリーズ読みたい.最近だとストブラを当てたラノベ作家・三雲岳人の一般小説だけど、ラノベのダンタリアンの書架とどこが違うかと言えば、ファンタジーかリアルミステリかの違いだけで、文体そのものの違いは「変な語尾のキャラがいるかいないか」だけ.2014/05/19

CaLiLa

9
ダヴィンチは尊敬する人物の一人です。よって、この物語のダヴィンチは『ちょっと…』と思いつつ、『きっとこんなだったんだろうな』とも……。  それはさておき、物語としては一つ一つの人間関係の在り方が好き。強い絆だったり、勘違いだったり……。『アスラクライン(アニメしか知らん)』の作者と同じと言われるとすごく不思議。2012/05/01

α0350α

8
「少女ノイズ」を読んで以来二冊目です。あらすじを読んで面白そうだったので買ってみました。レオナルド・ダ・ヴィンチで日常の謎、良いですね。長編の方も読んでみたいと思いました。2013/06/17

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