日経文庫<br> アジアのビジネスモデル 新たな世界標準

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日経文庫
アジアのビジネスモデル 新たな世界標準

  • 著者名:村山宏【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 日経BP(2021/10発売)
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  • ISBN:9784532114442

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内容説明

■利益でトヨタの利益を上回る韓国のサムスン。7億人の顧客を抱え、株式時価総額をGAFAと争うアリババ。ソニーとパナソニックの合計を上回る鴻海の売上高。半導体世界ビッグ3の台湾企業、TSMCに株式時価総額で対抗できる日本の製造業は一社もない。日本のコンビニの戸棚を開ければサラダチキンなどタイのコングロマリット、CPの商品がずらりと並ぶ――。
■アジア企業に関する知識は、いまや日本のビジネスパースンにとって必須です。中国、韓国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インドなどアジア各地域の強大企業の活動は世界のビジネスの姿を大きく変貌させてきています。そのビジネスモデルは受託生産、ファブレス、垂直統合、タイムマシン経営、国家資本主義など多種多様ですが、半導体で台湾のTSMCの動向が世界から注目されているように、こうしたアジア巨大企業のビジネスモデルの理解なくして、世界の経済は理解できないと言っても過言ではないほどです。そのビジネスモデルを知ることは、グローバル化した世界のいまを理解することに直結します。
■中国はじめ、アジア各地域の豊富な取材経験をもつ日本経済新聞記者が、世界の貿易・サプライチェーンを支える、日米欧とは異なるアジア独自のビジネスモデルのすべてを、成功・失敗の両面、ライバル企業やアジア各地の制度、政策、文化にも触れ、最新情報をもとにわかりやすく解説します。

目次

はじめに
序 章 アジア企業の実力
第1章 受託生産:エレクトロニクス産業のゲームチェンジャー
第2章 アジアのファブレス:進化する川上企業、川下企業
第3章 垂直統合:シナジーを生み出す自前主義の復活
第4章 毛沢東思想(農村から都市を包囲):新興国市場の勝者が世界の勝者
第5章 狙うのはボトムかトップか:所得階層別マーケティング
第6章 タイムマシン経営:先進国と新興国を橋渡し
第7章 リープフロッグ (カエル跳び):新興国企業が先進国企業を飛び越す
第8章 ウイナー・テイクス・オール:独占こそ競争力の源泉
第9章 国家資本主義:政府と民間の結合
第10章 不断のM&A:常に事業を組み替える

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のるくん

1
80年代に自動車・電機で欧米の背中を捉え、日本同士で小競り合いしているうちにアジアに追いつかれ。『タイムマシン経営』で日本の二番煎じをアジアに展開を目論むも、気づいた時には『リープフロッグ』で先を越され。スマイルカーブの川中『受託生産』は付加価値がないと、川上と川下に向かうも『ファブレス』『垂直統合』企業の先約あり。『所得階層別マーケティング』も「1億総中流」の同質的価値観では太刀打ちできず。『国家資本主義』まで持ち出され『M&A』で他流試合も『ウィナー・テイクス・オール』と全敗か。もっとアジアに学ぼう。2022/01/06

Chisaka

0
日本のライバルというか、もう日本結構競争力なくなってきてますよ、中国・他アジアに抜かれてきていますよということを改めて実感する本。ただ、ビジネスモデルしか書いてないのでだんだん読んでて飽きちゃう。興味のあるところを斜め読み2022/07/31

Arata Fujimura

0
アジアの企業の競争戦略に絞った本は読んだことなかったので、かなり学びが得られた。これからの日本は本当にアジアから学んでいかないと。受託開発でしたたかにノウハウを蓄え、自らのものにしていくようなマインドも重要。思考停止して言われたものだけ作ってたら、このスピード感にはついていけない。2022/05/21

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