モビリティ・ゼロ 脱炭素時代の自動車ビジネス

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モビリティ・ゼロ 脱炭素時代の自動車ビジネス

  • 著者名:深尾三四郎【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 日経BP(2021/10発売)
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  • ISBN:9784296000449

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内容説明

欧州発の「脱炭素ゲーム」を生き残れ!
「ゼロ」カーボン時代に、「ゼロ」リセットされるモビリティ業界の勝者を探る

脱炭素は、欧州が巧妙にしかけた世界経済のゲームチェンジだった。
そして、自動車を生んだ欧州が再び主導権を握るための戦略でもある――

カーボンニュートラルの潮流やLCA規制などが自動車業界を揺るがしているが、
ゲームの本質を理解することなく、これからの時代を生き残ることはできない。

本書は、脱炭素の背景にある狙いや、排出量を通貨に変える錬金術について分析。
ゲームチェンジの時代に対応するための考え方を説き、
EV化に遅れる日本企業が競争力を発揮するための方策を提言する。

なぜトヨタが半導体不足に苦しめられるのか、
アップルのEV参入は何を意味しているのか、
テスラの本当の狙いはどこにあるのかなど、
企業の最先端動向を交えて解説する。

著者は、元ヘッジファンドの人気アナリストで、国内外の事情にくわしい第一人者。
世界最大のモビリティ&ブロックチェーンコンソーシアム「MOBI」理事を務める。

【本書の主な内容】
・イーロン・マスク氏の「懸賞金」
・トヨタは半導体メーカーの「上客」ではない
・中国ホンガンミニ、テスラを超える大ヒットに
・VWとアマゾンが再エネ発電事業に参画
・第二の創業を誓うフォード、脱エンジンを宣言するホンダ
・テスラが家庭用エアコンを狙う理由
・LCA規制の次なる標的は?
・狙い撃ちされるFCV
・「人民のスクーター、2.88万元から」の衝撃
・中国EV、ラトビアから欧州進出
・鴻海もEV参入、プラットフォームを目指す など

目次

プロローグ 欧州電池指令の衝撃
第1章 脱炭素の背景にあるポリシーメーカーの狙い
第2章 カーボンプライシング、脱炭素を通貨に変える錬金術
第3章 カーボンフットプリントを要因分解する
第4章 アップルのEV参入が意味するもの
第5章 ピンチをチャンスに、日本への提言

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大先生

12
最新の自動車ビジネスの解説本です。簡単に要約すると【脱炭素は欧州が編み出した世界経済のゲームチェンジであり、CO2削減努力をお金に替える新しい錬金術。そのメイン舞台が自動車産業であり、主要施策としてEV化・脱エンジンが進められている。日本には①再エネ構成比が低い、②EV化による部品点数減に伴う失業者発生リスクという弱点があるが、もはや世界の流れを変えるのは困難。日本も創意工夫してスピーディーにEV化等を進めるしかない】という内容。いずれ自動車もスマホ化しハードとソフトが分離してOS搭載になるそうです。2022/03/23

tetsubun1000mg

12
世界の自動車業界が日本より先に電気自動車に一直線に進んでいくのが気になっていた。 内容は良く知らなかったことが多く驚きの連続。 EU特にフランス・ドイツが自国の自動車産業の優位性と雇用を拡大するために電気自動車、ゼロ炭素ビジネスを以前から準備して進めていたのだ。 それにバイデン政権に変わったアメリカ、中国も自国の雇用、産業を守り世界の覇者を目指して加わってきた。 日本だけが置いてけぼりになりそうになったので国内自動車産業も方向転換を始めたようだ。自動車業界以外のビジネスマンにもぜひ読むことをお勧めしたい。2021/12/03

YUJIRO

3
欧州を中心として、脱炭素を掲げたEV化が始まっている。世界の政策に影響を与えるロビー活動ができない以上、火力発電の割合が高いといった日本の個別事情に拘る余裕はないため、サプライチェーンを含めた脱炭素、EV化を早急に進めるべきと指摘2021/12/03

Go Extreme

3
欧州電池指令の衝撃 脱炭素の背景にあるポリシーメーカーの狙い: 環境規制 サーキュラー・エコノミーの構築 脱エンジンの目的は自動車産業のDX カーボンプライシング、脱炭素を通貨に変える錬金術: インセンティブ 雇用獲得競争 サプライチェーンの脱炭素化 カーボンフットプリント アップルのEV参入が意味するもの: ヒエラルキー崩壊 スマホ化する自動車 EVの新たな提供価値 アップルカー ピンチをチャンスに、日本への提言: 欧州発のゲームチェンジの波に乗りEV化推進で雇用創出 軽EVが地域経済活性化のカギを握る2021/11/05

yyhhyy

2
車産業に強い証券アナリストによる脱炭素ブームの解説。各社・各国のオープン情報をもとに推論を整理しており、この界隈に詳しくなかった自分にとっては脱炭素ブームの解像度があがった。2023/05/21

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