富士見L文庫<br> 大正着物鬼譚 花街の困り事、承ります

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富士見L文庫
大正着物鬼譚 花街の困り事、承ります

  • ISBN:9784040742809

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内容説明

義母が強いる縁談に嫌気が差し、実家を飛び出した呉服屋の娘・瑛子。
浅草をさ迷っていると、ひょんなことから美しい京友禅を羽織った不思議な青年・冬真と出会う。

下町の箱屋で働く冬真の紹介で向島へ向かうと、そこは華やかな芸者やその見習いの半玉が身を置く置屋『鬼乃屋』。瑛子は女将の勧めで、半玉の見習い「仕込み」として住み込むことになった。
するとそこへ「鬼が現れた!」と番頭が持ち込む騒動に巻き込まれてしまい――!?

持ち前の着物愛と極度な音痴で挑む、下町謎解きミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっしー

22
タイトルが気になったので手に取りました。望まぬ結婚を強いられた主人公が逃げ出し、花街で生活を送ることとなり、そこで持ち込まれた厄介事を解決していくというお話。事件としては面白かったのですが、よく分からぬままに恋愛が進んでいたり、家族の事が宙ぶらりんのままだったり…。スッキリとはいかない読了でした。2023/05/03

虚と紅羽

14
呉服屋の娘が望まぬ結婚をさせられそうになり出奔。行く宛てもなく成り行きで花街に。 大前提として花街である必要性、呉服屋の娘で着物知識が深い設定の必要性がない。どうしてもその設定が必要だという理由もない。ヒーローに拾われる展開からそれこそ街の呉服屋で、って流れで十分であるのに何故花街?ヒロインの設定と舞台設定が上手く結びつかない。 そして全体的に中途半端。ヒーローの能力もわざわざ神聖なものにする必要があるのかとか。結局物取りはどうなったとか。番頭?もどこいったとか。この作品は何処に焦点を当てているんだろう。2022/04/10

夏月

4
面白いんだけど、ツメの甘さも感じる。最後の章は、謎解きほったらかしだし、ちょっと都合良すぎじゃね、だし。瑛子と冬真の関係、瑛子の成長に焦点を当てれば、この先も読みたいなぁ、とは思う2022/08/03

うめこ

3
すでに着物沼にハマっている私としてはとても面白かったですよお。大正時代も大好きだし、良くは知らないけど気になる、花街の色んな仕事の事も分かって楽しく読みました。瑛子と冬真のこの先も読みたいので続編をお願いします。2021/10/21

2
軸になる部分は斬新かも知れないけれども、大正が舞台のライト文芸の一つでしかなく……。2022/02/15

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