内容説明
『臨床心理学』の連載「精神科臨床における心理アセスメント入門」を加筆修正した本書は,精神科臨床経験5年以内のビギナー臨床心理士を読者対象とし,「6つの視点」から心理アセスメントを著者の軽やかな語り口で解説。本書は単なるチェックリストではなく,クライエントとセラピストの間に築かれる立体的な心理アセスメントを論じており,これまでになかった心理アセスメントの必携書となる。
特別対談「アセスメントからケース・フォーミュレーションへ」を新たに収録,データも最新のものを加えた改訂増補版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本詠み人
26
「心理的アセスメントⅠ」の参考図書。中に書かれていた“精神科臨床における心理アセスメントの六つの視点”について、テキストでは箇条書きにされていて???だったのが、それぞれを丁寧に説明してくれてて助かった。2022/12/18
わくい
2
増補部分を目当てに再読。岩壁先生と津川先生という私にとっては願ったり叶ったりの対談。お二人の日々の臨床である、クライエントのためのアセスメントが綴られていて、この部分だけでも読む価値がある。2022/03/26
BATTARIA
2
カウンセリングの講座の参考書として読んだ。精神臨床のプロになったばかりの人を対象にしているので、用語的難しさはあったが、いろんなことを学ばねばならない中で、いいタイミングだった。アセスメントとトリートメントが一体であること、手段がしばしば実務の上で目的より大切になること、アメリカで標準化が完成された手法が、日本にそのまま適用できるわけじゃなく、だったら標準化ってそもそも何なのよという話になってしまうこと。この世界にはゴールなどないようだ。2021/12/22
osppsr
1
アセスメントとは何か?というところから書いてあって、自分のやろうとしていることは何か、目指すべきはどこかというのを考えることができてよかった。これから6+1の視点を実践で使っていけるよう、自分のものにしていきたい。2020/11/30
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