内容説明
市長就任前に起きた衝撃的な事件、立ちはだかる教育委員会の壁、第三者調査委員会の設置、そして全国の教育現場を大津モデルへ!
若き女性市長が教育改革への苦悩と歩みを綴る。
被害者生徒のご遺族からのメッセージも緊急掲載。
「あれから3年、あの事件を忘れない! そして子どもの本当の声に耳を傾ける!!」。
※本書の内容、肩書(著者プロフィール含む)などは2014年9月当時の内容となっています。
【著者プロフィール】
越 直美 (こし・なおみ)
1975年生まれ。大津市出身。前大津市長。
2002年から弁護士として西村あさひ法律事務所にてM&Aやコーポレートガバナンスを専門とする。
2009年、ハーバード大学ロースクールを修了、ニューヨーク州司法試験に合格。
ニューヨークの法律事務所に勤務した後、コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所・客員研究員。
2012年1月、現職らを破って大津市長に初当選。当選時の年齢は36歳で、歴代最年少の女性市長となった。
市長就任前の2011年10月の大津いじめ事件について、再調査のための画期的な第三者調査委員会を設置し、徹底した調査を行う。
大津市の第三者調査委員会は、その後のいじめ調査のモデルとなる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
43
ここまで学校のいじめ問題に真剣に取り組んだ地方自治体の首長、政治家はいなかったのではないでしょうか。取り組みの内容、姿勢を見る時に、本当にすごいなと思いました。ここまで市全体をあげて、いじめに対する対策、仕組みを作っている所はどこもないと思います。なぜ、ここまでいじめ問題に打ち込んだのかと言うと、大津市長本人がいじめを受けた事があったからそうです。だからこそ、本にあげられている施策を作る事が出来たのだと思います。この取り組みが全国に広がる事を願います。最後の大津いじめ事件の遺族のメッセージも印象的でした。2015/10/27
mizshnami
22
教員は教育のプロではあるが、政治のプロではない。法律のプロでもなく、医療やカウンセリングのプロでもない。家庭の生活スタイルが多様化し、通信技術の発達でコミュニケーションのとり方も大きく変わっている今、学校が担っていること、一人一人の教員が担当する仕事の範囲が、広がり過ぎていると感じている。しかし、教職員の数は簡単には増やせない。このままではもうすぐ限界を越えてしまうのではないか。学校にその道の専門家が入ることはおおいに賛成。プロの視点で子供達や我々教員に指導や助言、支援をしていただきたい。2015/11/07
ロッキー
13
最後の5章に大事なことが凝縮されている気がする。そして被害者遺族からの寄稿とメッセージを読むと胸が痛くなる。責任の所在をしっかり決める。とても重要なことです。この方の主張にはうなずけるものばかりでした。2015/03/07
telephone
2
いじめ、減るといいね。2024/02/18
たつのおとしご
2
学校や教育委員会の隠蔽体質について、本書だけでみるとかなりひどい。責任の所在がバラバラな制度もどうにかならないのか。いじめで命を絶つ子が出ないよう、その願いのもとにそれぞれが動かなければと思う。最後の遺族からのメッセージには身の引き締まる思いがした。2016/02/25
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