アクションコミックス<br> マンガ脚本概論 漫画家を志すすべての人へ

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アクションコミックス
マンガ脚本概論 漫画家を志すすべての人へ

  • 著者名:さそうあきら【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 双葉社(2021/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 660pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575316629

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内容説明

さそうあきら氏は2006年より京都精華大学マンガ学部でストーリー部門の教鞭とって本年退職。15年に及ぶマンガ創作術のノウハウをこの作品に込めました。本作では、さそう氏が長年の実績と経験から構築した「漫画のためのシナリオ術」を惜しみなく披露しています。漫画家を目指す者たちにとって実践的な「マンガ教室」となっています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ニョンブーチョッパー

7
★★★★★ 全編漫画なのでするする読める。どんな考えをたどって漫画が作られていくのかがよく分かって興味深い。ストーリー作り、キャラクター造形、作画。漫画家っていろいろな役割をこなさなくちゃいけなくて大変。ハリウッドの脚本は起承転結ではなくて三幕形式だという記述が最も印象に残った。2023/05/20

しゅー

6
★★★マンガに限らず、物語の創作を志す人やフィクションをより深く楽しみたい人に、広くオススメできる本だった。脚本術の本の古典をしっかり踏まえたうえで、それをかみくだき、さらには著者の実作を踏まえて解説してくれるので非常にわかりやすい。起承転結は単純すぎるし「英雄の旅」は複雑すぎるんだよねぇって方にも大丈夫。両者の中間くらいのうまい説明をしてくれています。読みながら痛感したのは「ひきだし」の多さの必要性と、それに基づくアイデア出しの大切さ。マンダラチャートやマインドマップって、こういうところでも使えるのね。2023/04/09

geromichi

5
何万円もする授業料を払って年間通して受ける講義のよう。かなりボリュームのある内容でした。それを全編楽しく漫画で読めて、何度も読み返せて、二千円ちょっとしかかからないなんて凄いことです。もう漫画描くしかないです。2025/02/15

プロムナード

5
あまりにも良書で感動。当代一流の漫画家としての実力+京都精華大で15年教えた経験+ハリウッド脚本術はもとより純文、エンタメから童話、絵本、演劇まで射程の広い参考文献と、役に立たないはずがありません。講義自体がマンガになってるのも贅沢なのですが、実例を「自作」してしまうところも凄まじい。講義も実例も、さそう先生のマンガの上手さにうならされつつ(巻末の実作にはぼろぼろ泣きました)、その内容の有用性にも興奮しました。脚本術なので小説にもほぼそのまま役立つ内容。10倍の値段の価値があります。2023/10/08

Fumitaka

3
あらためて脚本や配役の効果について図解していただけたと思います。ファンタジーに重要なのは異なる価値観を示すことであって設定を見せることではない(p. 127)というのはシュヴァンクマイエルも言っていたことで、もう少し後ろの「読者が食べたいのは肉であって骨組みではない」(p. 211)とも関連しているのではないでしょうか。その肉付けというか味付けこそが対照的な登場人物やストーリー上の枷から来る迫真性、とか改めて認識させていただきました。キングの『書くことについて』の「テーマ」に関するくだりが出て来て嬉しい。2023/02/13

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