仕事に悩む君へ はたらく哲学

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍
  • Reader

仕事に悩む君へ はたらく哲学

  • 著者名:佐藤優【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • マガジンハウス(2021/10発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784838731695

ファイル: /

内容説明

「豊かさとは何か」
「良好な職場環境とは何か」
「天職とは何か」
「働くため自分を変ることはできるのか」
「一人でいることは悲しいことか」

仕事をする中、人々はさまざまな悩み、疑問に直面します。

しかし一度立ち止まり、視野、そして時間、空間を超えて思考することで、私たちは生き方の選択肢の多さに気づくことができるはずです。

本書は“知の巨人”である佐藤優氏が分かりやすく賢人たちの思想を解説し、理解を導いてくれる哲学の実用書。
働くことを考える上で大切な思想、幸せに働くための思考の軸を作るため、現代人必須の一冊です。

-----------------------------------------
中小企業に勤めるシマオ君は悩み多きミレニアル世代。
周りの友達と給料の差は広がり、転職活動はうまくいかない。

仕事のやりがいもわからなくなったシマオは、学生時代にキャットシッターをしていた作家・佐藤優さんの家へ訪れ、働く上で直面する悩みを吐露する。
そんなシマオに、佐藤優さんは哲学、経済、歴史、古典などあらゆる方面から、シマオの悩みの本質、それを解決すべき思索を提案。

マルクス、ケインズ、アリストテレス、ニーチェなど歴史的賢人とととに、佐藤氏自身の経験を混えた教訓は、悩める全ての社会人に向けた「働くための思考の筋トレ」「知的教養の実践書」とも言えます。

「何のために仕事をしているか分からない」という人
メディアに溢れる「好きを仕事に」「やりたいことで生きる」「何者かになりたい」というキラキラ思考に疲れた人
「人間関係に疲れ、会社に行きたくない」という人
「仕事が評価に繋がらない」という人
「自分の限界が見えて先が見えない」という人

全ての働く社会人へ
佐藤優氏からの応援の書が「はたらく哲学」です。


<本書に登場する賢人たち>
・アダム・スミス
・カール・マルクス
・ジョン・メイナード・ケインズ
・大川周明
・エピクテトス
・ヴィルフレド・パレート
・エトムント・フッサール
・アリストテレス
・チャールズ・サンダース・パース
・ルネ・デカルト
・マックス・ウェーバー
・新島襄
・三木清
・夏目漱石
・パール・フ・デ・スピノザ
・フリードリヒ・ニーチェ
・トマーシュ・ガリッグ・マサリク
・ゲオルク・ヴィムヘルム・フリードリヒ・ヘ
ーゲル
・ハンナ・アーレント

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

49
本当に好きなことであればそれで食っていける。食っていけないとすればそれは本当に好きなことではなく、好きな理由が別にある。その好きな理由を分析するために立ち止まって考えてもいいわけです。一方でとりあえずプラグマティズムに立脚して自分の役に立つものに着手してみると自ずと答えが見つかるかもしれないんですね。自分がやってみて少しでも良くなればそれは自分にとっていいものだと考えると気持ちがフッと軽くなる気がします。2023/05/17

かわうそ

36
★★★★☆やっぱり佐藤優さんの本は対談形式が面白い。大川周明が言うように幸せというと漠然として捉えにくいから安楽という言葉に置き換えたることによってより精神的な安定を保てる生き方ができる気がする。安心して楽をする生き方。プラグマティズムに則って考えれば神がいるかどうかが問題なのではなく、神がいると信じることによって良い生き方ができるのであればそれで良いということになる。パレード法則からアナロジカルに考えれば自分のことが嫌いな人は2しかいないわけでそんな人たち気にするだけ無駄というのは間違いない2021/11/14

aika

35
新しい業務に携わり始めて2ヶ月が過ぎ、仕事との向き合い方を自分なりに見つめたいと思い手にとりました。本書は、中小企業に勤める30代の会社員シマオくんのお悩み相談に佐藤優さんが答えるというスタイル。同世代の人と収入や活躍の度合いを比べ、かといって転職をする決断もできず…そんな悩みを要素に分解して、佐藤さんは先人たちの哲学をとおして事の本質に光を当ててくれます。過度の自己嫌悪は、歪んだ自己愛と一緒、という言葉にはドキリ。耳の痛いことも指摘してくれる親友の大切さを仰ってあるのは、佐藤さんらしいと感じました。2023/10/14

かわうそ

30
劣等感は自分を過小評価することから生まれる。現代はSNSによって華やかな一面のみを見せることが多くなる。それによって、SNSを見た側はなぜ自分にはこのような幸運が来ないのか、自分にはなぜこのような能力がないのかというような悩みが自然と出てくる。しかし、SNSは特にインスタやTikTokにおいては自分を過剰に着飾って華やかな面を無理やり見せているのだから、実際にそれと比べるのはナンセンスである。2022/02/27

ショア

29
コロナ禍2021年の佐藤優さんの著書。現代社会で悩み葛藤する働き人へ贈る哲学の賢人たちの教え。対話形式でわかりやすく教えを説いてくれる。貨幣の信用、貨幣社会の幻想と信仰、資本主義における労働者の自由、幸福と安楽の考え方、自己コントロールできないことを追うと辛い、パレートの法則、仕事は信頼関係の構築、嫉妬と自己嫌悪、健全な自己愛、孤独から逃げる2024/08/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18675379
  • ご注意事項

最近チェックした商品