内容説明
家賃滞納をきっかけに普通の人が転落する実態を描き話題となった『家賃滞納という貧困』。 その著者が、新たに投げかける誰もが避けて通れない「家」の問題とは? 資産があっても、賃貸に住めない! 持ち家でも、一生安泰ではない! 今そこにある、「突然ホームレス」の危機を描く! 資産があるのに、賃貸住宅を借りられない高齢者が急増しています。 また、その一方で持ち家でも一生安泰とはいかない現実も。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
32
本当に頭が下がる、大変な仕事を頑張ってされている。終章で書かれている失踪したお父さんのケースは涙が出る。私もなるべく持ち物少なく暮らしたい2020/01/23
ぐっち
31
「老後に住める家がない」…賃貸でも持ち家でもあり得る話。タイトルのわりに、借りる側からではなく大家さん側からの話だが、人の困りごとはいろいろ。著者に施設を紹介してもらって「もっと早く引っ越しておけばよかった」というおじいちゃん。以前読んだ「遺品整理人は見た」に通じる話も多いが、まだ間に合う感があって良い。うちもどうするか考えなきゃなあ。2020/02/29
hisa_NAO
13
いや、マジで!? 生涯賃貸主義で来たけど、考え直す必要あると思い知りました。価値ある一冊。 持ち家vs賃貸の議論に絶対的な見落としがある。高齢になったら部屋が借りられない。現状では成り立たない議論だと。 これでもか、と突きつけられる例。これでは、確かに家主は高齢者に貸したくないよな。高齢故のトラブル・孤独死のリスク・相続(賃借権は相続財産なんだ!!)明渡し不可・立ち退き不能・回収不能… 「人が最後まで安心して住める環境と社会」の実現には、まだまだ掛かりそうです。自己防衛、必須と認識新たにしました~。2022/07/05
くらーく
6
久々に一気読みする新書だったなあ。自分もとりあえず賃貸のつもりでそろそろ還暦。まだ、終の棲家を決めていないしなあ。本書で言えば、加害者になってしまう可能性がある訳だ。んー、困ったなあ。 でも、大家さんの立場の良く分かる。こんな賃借人がいたらやってらんないねえ。 60代のうちに、終活の一つとして、終の棲家を決めて引っ越す。その際に最低限の物だけにして、断捨離する。 これだけは肝に銘じておこう。 それにしても、本に取り上げる位だから極端な例だろうけど、年を取ってこの行動は情けないね。2020/02/08
だりおん
5
これは勉強になりました。年を取ると部屋が借りられないという理由がよく分かりました。これを解決するには借り手も借り手の周りの人たちも行政も考えていかなくてはいけない。 2021/08/14




