内容説明
かわいい孫ふたりが老同心のお手伝い!
沖田柄十郎は南町奉行所の老同心だ。
いつも溜まり部屋でウトウトしているため、人呼んで、廻らず方の窓際同心。
そんな沖田にも、かわいい盛りの孫がふたりいる。「とら」と「くま」で、いとこ同士だ。
とらは、武芸指南役の父を持つ、十二歳のお転婆娘で、剣は滅法強く、子ども相手には負け知らず。
九歳のくまは、天文方に勤める父の才能を継いで抜群に賢く、蘭語にも堪能だ。
ふたりはいつも奉行所まで歩いて来ては合図の鳩笛を吹き、「じいじ様」を呼び出すのだが、これが沖田にとって嬉しくて仕方ない。
なにせ、目に入れても痛くない孫ふたりに懐かれているのだから。
今日もふたりを連れて日本橋まで足を伸ばせば、やはりおやつに飴をねだってくる。
沖田は顔をとろかしつつ、馴染みの飴細工売りに注文すると、最近新参の細工師に客を取られているというではないか。
励まして別れたはいいが、翌朝、飴細工売りが殺されたとの報せが入る……。
ふたりの孫は、日頃厄介者扱いされているじいじ様に手柄を立てさせてやりたいと、なんと岡っ引きを買って出て!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のびすけ
26
頼りない老同心の沖田を助けようと、孫むすめのとらとくまの二人が大活躍。大きな事件に巻き込まれて危険な目にあったりで、意外とハードな読み応えでした。2024/05/21
デジ姫
12
サラッと読めて楽しかった。シリーズ化されるのだろうか。続きも読んでみたい。2022/01/01
ごへいもち
9
続きが出れば読もうかな。表紙絵可愛くない。2023/08/20
Natsum
1
これはまだまだ続くのかな。 続編が出たら読んでみたい2022/08/16
dokuni_san
1
前作に続き子どもを全面に押し出しつつもしっかりとした語りで、しかも今度は時代物とは、実に器用な作家である。後半の勢いはなかなか。江戸時代ファンタジーとしてはありかなあ。2022/01/11
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