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内容説明
いくらモノを買っても幸福感は訪れず、世界各地で経済格差が広がり、環境危機が深刻化する――。資本主義社会が直面するこれらの問題を乗り越えるには何が必要か? 身の回りのモノを捨て、最小限のモノで暮らすミニマリズムには、資本主義の支配力に抗して新たな文化を生み出す「脱資本主義の精神」に通じる回路があるという。今も圧倒的な支配力をもつ資本主義の「魔法」から抜け出すべく、「消費ミニマリズム」を多角的に検証し、その可能性を論じた画期的な思想書である。
目次
はじめに
第1章 消費ミニマリズムの流行とその背景
1‐1 消費ミニマリズムの時代
1‐2 主要な背景的要因
1‐3 背景にある社会変容
1‐4 考察
第2章 消費社会とその批判
2‐1 ロスト近代がやってきた
2‐2 ポスト近代社会は批判されてきた
2‐3 富を獲得することのバカバカしさ
2‐4 消費社会に代わる理想とは
第3章 正統と逸脱の脱消費論
3‐1 文化から仕事へ
3‐2 心理学と文化人類学の視点
3‐3 逸脱と新たな正統①──精神・自然・環境
3‐4 逸脱と新たな正統②──価値の創出・土着の発見
3‐5 逸脱と新たな正統③──幸福、快楽、上位文化
3‐6 複雑な問いをシンプルにする
第4章 ミニマリズムの類型分析
4‐1 ミニマリストの台頭
4‐2 ミニマリストの位置
第5章 ミニマリズムの倫理
5‐1 幸福になるための実験
5‐2 保守回帰
〔コラム〕文豪たちのミニマリズム
5‐3 脱資本主義的な自己実現
5‐4 自己との和解
第6章 ミニマリズムと禅
6‐1 欲望の愚かさについて
6‐2 禅に向けて
6‐3 禅の思想
第7章 資本主義の超克
7‐1 オルタナティブなき批判
7‐2 代替システム
7‐3 電脳コンピユータ技術の可能性
7‐4 精神の拠点
あとがき
注
参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
小鈴
羊山羊
まゆまゆ
baboocon
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