集英社文庫<br> 平成犬バカ編集部

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集英社文庫
平成犬バカ編集部

  • 著者名:片野ゆか【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 集英社(2021/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087442885

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内容説明

激動の犬現代史を追う――。平成、それはこの国に多くの“犬バカ”が生まれた時代――。この国の犬たちは、かつて番犬と呼ばれていた。そんな日本の犬たちが、人間社会のなかで存在感を示しはじめたのは、時代が平成になった頃のことだ。新しいペットライフの土台が整い、人間と犬をとりまく環境や価値観が大きく動いた。日本で暮らす飼い主と犬にとって、それは有史以来の大変革期といっても大げさではなかった。雑誌『Shi-Ba』の歩みとともに犬現代史の全貌に迫る。『ゼロ! 熊本市動物愛護センター10年の闘い』『動物翻訳家』の著者が平成最後の戌年に贈る、動物ノンフィクションの集大成!

目次

はじめに
第一話 崖っぷち男、最後の挑戦
第二話 めざせ!? 『VOGUE』みたいな犬雑誌
第三話 お笑い転じて、創刊号
第四話 ラブレターfrom柴犬
第五話 時をかける愛犬たち
第六話 書を捨てよ、犬を見よう
第七話 スタッフ犬、続々デビュー!
第八話 兄貴、星になる
第九話 クレームも、シモネタも
第十話 ダメな上司が犬のしつけにも失敗する5つの理由
第十一話 涙のバースデー
第十二話 戌年バブルがやってきた!?
第十三話 嗚呼、憧れのワンコ旅
第十四話 インターネットと大災害
第十五話 シーバ、炎上
第十六話 ニッポンの犬、変化する
第十七話 福ちゃん、奇跡の生還!
第十八話 我ら、犬バカ編集部員
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もも

7
自分は犬バカだと思ってきたけど、こんなにも上を行く犬バカがいるのか!と驚きだった。とても面白くてニヤニヤしながら読んだ。犬好きとしては殺処分やネグレクトなど胸が痛い事件がたくさんあるけど、昭和の外飼いが基本の生活から室内飼いが基本になってきたように、ちょっとずつ世界は変わっていくのかもしれないと思った。2021/11/04

うた

5
嬉しくてやがて悲しき愛犬生活。犬種は違うけれど、我が家の愛犬のことを思い出しながら楽しんで読んだ。一人の犬バカ編集者が始めた日本犬専門誌『Shi-Ba』。犬バカは徐々に集まった編集部員に伝染し、やがて狂気(笑)をはらんだ企画を次々に生み出していく。一言で言うなら、犬のウンチングスタイルはかわいいが、肛門の写真や匂いを嗅ぐのはガチすぎる笑。家のリビングでゆったりと犬を撫でる生活が懐かしい。2021/11/16

nobu23

4
日本犬専門の雑誌、Shi-Baの立ち上げから現在に至るまでの裏側を描いたノンフィクション。 立ち上げた編集者は、犬好きが伝わってくる、本当に好きを仕事にしてしまったんだなと伝わってくる。2022/08/12

huchang

3
学生の頃、学内は恰好の犬お散歩コースであり、グラウンド付近は休憩場所だった、ようである。よく見たのはビーグルとラブラドール友の会とでも言うべき集団。柴は洋犬に比べると人見知りだった。いろんな飼い主とお話ししてモフらせてもらってたが、柴だけは「ご主人、早く帰りましょうぜ…誰なんすかその人…」と全身で言ってたのを思い出す。外飼いが当たり前の時代から、室内犬が当然の現在まで、犬の飼育史まで振り返ることができる非常にお得な本。犬飼ったことある人はタオルいるんでないかな、泣いた時用に。2023/08/27

tnyak

1
犬愛に溢れた良書。2021/08/30

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