内容説明
元特殊部隊のジムは堕天使となり、人助けをすることに……
〈ブラック・ダガー〉シリーズのJ・R・ウォードが贈る待望の新シリーズ!
RITA賞ノミネート作、愛と悲しみを知る新シリーズ開幕!
特殊部隊隊員として多くの人の命を奪ってきたジム。今は大工をしながら仲間とハーレーを乗り回し、明日のことなど考えない毎日だ。だがある日事故で感電死し、天使からの命を受けて堕天使となって人間世界に戻り、罪を犯しそうになっている7人の人間を救うことになる。初めに救うのは元上司のヴィンで、恋人がいながら心ここにあらずのヴィンが真実の愛に気づくよう導くはずだったが、あろうことかその恋人は、前夜ジムが一夜をともにした女性で……魅力的な堕天使の活躍する新シリーズ第1作!
原題:Covet: A Novel of the Fallen Angels
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
42
仕事中の事故で仮死状態となったジム。目覚めると、目の前に4人の天使がいた。7つの魂を救う使命を帯びたジム。救うのは雇主のヴィン。しかし、知らずに彼の恋人と関係を持ってしまっており、しかも、ヴィンは出会った娼婦マリーに本気の恋をしてしまう。さらにマリーの周りでは殺人事件が起こる。ジムは恋のキューピットとなるのかと思いきや…あの人の正体は実は…!とか、味方か敵か?と混乱の前半。敵との戦いなど、読むごとにスケールの大きい話へと発展していく。愛嬌たっぷりのワンコも♡予想以上に面白かった。楽しみなシリーズの始まり!2021/05/05
たまきら
28
あいかわらず京極なみの分厚さ。いやはや設定についていけないわ…登場人物が多くて混乱するわ…自分のSF音痴にがっかりしつつ読み進めました。男子が集団で騒いでいるところがあいかわらず面白かったです。七つの大罪がテーマだから、7冊あるのかな?2021/06/21
とんこ
23
はいはいこのマッチョが主人公で、二見文庫だからこの人のロマンスが読めるのね…とこの分厚い本の中盤まで期待していたが、結果別のマッチョと美人のロマンスだったし、ロマンスよりは悪魔や天使の超常現象メインでした。キャラクターが魅力的で「何かよくわかんないけど面白い」海外ドラマみたいな感じです 壮大なドラマが始まりそうだけどホンマに謎は回収されんのか…?みたいなとこも海外ドラマみたいな感じです 7冊もホントに出るんですか…??2025/06/21
aiko
13
天使と悪魔の争いに巻き込まれた訳ありの男ジムが人々を救いに大奔走。 無慈悲な経営者のヴィンが愛を知り人間性に目覚めていく過程や、息子を愛し守るマリー・テレーズの持つ強さ、個性的でマッチョな天使達、徐々に露わになる悪魔側の動き等々、J・R・ウォード節全開で厚さを感じさせない面白さでした。最高!2021/05/14
一柳すず子
8
分厚いけどあっという間に読めた。ダークファンタジーでロマンス小説だったようだ。エイドリアンがいったい何をしたのか気になる。悪魔は逃げたけどヴィンとマリー=テレーズは幸せになれそう。続編も読みたい。2021/09/23