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内容説明
企業法務はこんなに面白い!
ビジネスを前に進める上では欠かせないにもかかわらず、その実態が見えづらい企業法務という仕事。法務パーソンとしてキャリア30年以上の著者が、その仕事の本質と全体像を分かりやすく解説し、その面白さを伝える一冊。
本書の特徴
○対話をベースにした分かりやすさ
上司と部下の対話を軸に分かりやすく解説。著者の長年の経験に基いた現場のリアリティを追体験できる。
○現場で求められる「マインドセット」に着目
法律の知識や英語力などだけでなく、企業法務という仕事に特有の「マインドセット」があることを提示。
目次
第1章 企業法務の実像
第2章 イシューを発見する
第3章 危険を察知する
第4章 着地点を探す
第5章 「視える化」する
第6章 視野を広げる
第7章 企業法務の未来を描く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ねお
21
近年では、法曹資格を取得したあとすぐにインハウスロイヤーになる人も多くなり、経営に直結する戦略法務が重要になってきている。しかし、法律を学んだ人はビジネスを知らないことも多い。本書が法学部生や法科大学院生をメインの読者に据える通り、インハウスロイヤーになる予定のない人でも、法律を使ったビジネスの仕事とはどのようなものかを知るために一読の価値あり。学生や修習生の契約書レビューでは、法的観点からの問題点や不利な点の指摘に留まり、ビジネスを前に進めるための工夫ということができない視野の狭いものであることが多い。2022/08/26
Salsaru
4
ポイントを抑えるのに、一読すると役立ちそう。2022/08/14
Yuichi Tomita
4
法学部生や法科大学院生、若手企業法務パーソン向けに、企業法務の面白さを伝えるために書かれたもの。 法務パーソンがどのような考えでどんな仕事をしているのかを仮想事例で描きだしている。個別の法律の理解ではなく、サブタイトルにあるようなどういうマインドセットで臨むのかということが主眼。 マインドセットの記述は、経験者であれば「まぁそうだよね」と感じるもの(普遍的な内容ということか)。個人的にはメーカー法務とは縁遠いので、在庫や納期、品質など無体物のビジネスとは異なる視点が必要になるのだなということも感じた。2022/04/09
ちくわ
3
著者は日系・外資系の企業の法務部門を複数渡り歩いたキャリアの持ち主で、その中で身に着けた企業法務の具体的な業務遂行過程とマインドセット面が言語化されている。場面設定が製造業かつ大企業というものになっているので、その領域に当てはまる場合には参考になるものは多いと思う。一方、異なる業種や規模感の企業に勤める場合、責任範囲や求められる活動も変わってくるので、そこは注意する必要がある。また、業務効率という観点での記載はないため、現実的にはどこかで折り合いをつける必要もある。文脈依存的な部分は意識して読むのが良い。2023/03/05
Yuichi Tomita
3
再読。 弁護士が法曹三者でまとめられて、紛争のみを取り扱っているかのような記述はちょっと疑問だったが、契約書の字面に囚われることなく、視野を広く持つ事の大事さは仰る通り。 契約ハンドブックというアイデアも良いと思った。2022/04/12
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