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内容説明
がんは日本人の2人に1人が患う病気です。「いま元気だから」「親や兄弟にがんになった人がいないから」…そんな理由で目を向けずにいると,やがて,がんに人生を阻まれてしまうかもしれません。
著者の中川恵一氏は,日本経済新聞の人気連載「がん社会を診る」(毎週水曜夕刊掲載)を通じて,国民全体のがんリテラシーを高めることを目指し,基礎知識から最新の検査方法や治療方法,社会制度まで役に立つ情報を毎回わかりやすく解説しています。
本書はこの日経新聞の連載記事をベースにして,新たに書き下ろし原稿を加え,再構成しました。がんの「基礎知識」「リスクを減らす生活習慣」「早期発見の重要性」「最新の診断法や治療法」「社会の取り組み」などを具体的に紹介します。いま健康な毎日を楽しんでいる人にこそ,知っておいてほしい知識と情報をお伝えします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyrn
23
日本男性の3人に2人が、女性は半数がガンに罹るって本当なのか?ガンが発生する様々なメカニズムや最新の治療技術(特に放射線治療)が詳しく解説されている本だった。細胞の突然変異であるガンは運に左右される部分が多いとはいえ、喫煙や飲酒、食習慣や睡眠の影響も大きく自ら気を付けられるところがあると教えられたが、でもこの手の本は元気なうちに読まないとダメだな。少しでもガンかな?と疑ったり、身内を心配する状況で読んでしまうと、一気に不安が煽られて心の平穏が保てなくなりそうだ。いつかは死ぬとはいえ、痛くなく死にたいw2020/09/03
しんぺい
4
早期なら95%が治る病気。ただ早期では症状が出にくい。定期的にがん検診を受けること。がんの原因の半分以上が生活習慣。生活習慣の改善でリスクを下げられる。運悪くがんになっても治療方法が選べる時代。2023/04/23
takao
3
p.79-80 夜勤で乳がん・前立腺がんの発症リスクが高くなる。国際がん研究機関では、2007年、夜勤勤務を、発がん性のある「グループ2A」に認定。 p.102 腫瘍マーカーは早期発見に役立たない。 2021/01/08
birdie-chance
3
職場のがんセミナーに来てくださった中川先生の著書。私は大丈夫と思っている人に読んで欲しい本、とあるように、あまり知ろうとしてこなかった自分にはとても勉強になった。知っておくべき7か条も必見(本文はもちろん読んだほうが良い)。本にはないが、在宅ワークががんリスクを増やすという話に衝撃。2020/11/10
ヨハネス
3
親類ががん疑惑だったので、この本を買って送ったらとても喜ばれたので自分でも読んでみた。実はあたしは常々、がんで死にたいと願っており、もしがんになれたら治療しないつもりだった。ところが。今はがんは9割ほど治るので、治療しないのはモッタイナイことがわかってしまった。住民健診も受けるつもりなかったけど、定年後はやってみるか(まだ悩んでる)。コーヒーががんにいいと聞いたことがある気がしたけど、肝臓だけなのね。著者は1日5杯も飲むけど膀胱がんになってしまったそうで。禁煙、節酒、食事内容よりも体を動かすことが大事。2020/07/21