量子系のエンタングルメントと幾何学 - ホログラフィー原理に基づく異分野横断の数理

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量子系のエンタングルメントと幾何学 - ホログラフィー原理に基づく異分野横断の数理

  • 著者名:松枝宏明
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  • 森北出版(2021/09発売)
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  • ISBN:9784627155718

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内容説明

超弦理論,数理物理,物性理論などの分野において共通して注目されている「量子エンタングルメント」の基礎概念から,それに関連した数理物理的手法について説明した一冊.
物性・統計における代数的な手法,および場の理論・素粒子論における幾何学的な手法の両方を俯瞰することで,背後に隠れている普遍性の理解を目指す.

目次

第1章 物理学諸分野と情報理論の接点:歴史的経緯
第2章 物理的情報とその要素分解:高次元からの俯瞰的視点
第3章 量子もつれ(エンタングルメント)
第4章 行列積状態
第5章 テンソル・ネットワークの数理
第6章 可積分系における余剰自由度の役割
第7章 情報・エントロピーと重力の関わり
第8章 共形場理論とエントロピー公式
第9章 テンソル自由度から時空へ:くりこみ群の現代的な視点
第10章 量子情報幾何との融合に向けて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

水紗枝荒葉

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エンタングルメント・エントロピーの諸分野への応用を扱った概説書。2016年出版。この時期に書かれた類書はいくつかあるが、本著は物性物理に軸足を置いている点が特徴的である。素粒子論に元気がない中、相対的に重要性を増しているかもしれない。様々な分野を体よくまとめているが、それでも読みこなすには前提知識がかなり必要。また結論が弱い感もある。この10年で理解はどのくらい深まったのだろうか。2025/05/01

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