内容説明
孤高のカルト芸人とも呼ばれる永野は芸能界きってのロックフリークであり、自身のYouTubeチャンネルで繰り広げる音楽トークも人気を博している。
本書はそんな彼の初書籍となるロック本だ。
これまでに音楽に何度も救われ、音楽に自分を投影してきたという彼が、独断と偏見、そして脱線を織り交ぜながら、愛すべきロックを語り尽くす。
表紙に刻まれたバンド名に反応した人は全編通してたっぷりと楽しめること必至。
孤高のカルト芸人としての永野しか知らない人にもぜひ読んでいただきたい、ロック愛にあふれた一冊だ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hit4papa
58
“孤高のカルト芸人”(?)による90年代ロック解説書。ロックが如何に著者の血肉になっているかアツく語られ、紹介されている楽曲を聴きたい衝動に駆られます。80年代の洋楽に影響を受けた自分としては、90年代への思い入れは少ないものの、普遍的なロック魂として理解できます。そうそう、その生き様がロックだよね、と。理屈をこねくり回す評論家よりストレートに伝わります。もっとも、好みは著者のいう”じゃない方”ではあります。芸人としては?ですが、元ロックキッズとしては共感します。ニルヴァーナ、U2、レッチリ、レイジ等。2023/01/30
すしな
39
018-25.この本で、音楽だけでなく歌詞のメッセージを深く読み取ることの大切さを改めて感じました。また、いろんなバンドの人間模様も知ることができ、より音楽を立体的に楽しめました。特にレッチリをクビになったジョシュにパール・ジャムがすぐ声をかけたエピソードが印象的でした。あと、ロックな生き方についても、今の時代、空気を感じないといけないのでそんな生き方はできないよなと思ってたのですけど、昔から、ロックに生きるには覚悟が必要だったということに気づき、元気をもらえました。2025/03/06
ウィック&ぺディ
35
★★★★☆ 著者は意外に感じるかもしれないけど、“ラッセン”で知られる芸人の永野さん。YouTubeやラジオで音楽を紹介しているということで、ロックに造詣が深いとのこと。40代で、主に90年代にCDを買い漁っていたグランジやオルタナ系のロック好きの方なら割と共感できるのではないだろうか。アーティストの音楽性や生き方が芸風に影響を与えられていたりするのも面白い。割とメジャーどころばかりで、批判的な部分もあったりするので好みは別れそうだが、活字から音楽に入るというあたりは自分はかなり共感できた。2021/11/25
Aster
32
そういや読んだ、面白いし聴く音楽の参考にもなる。ただ最近の永野のカルト人気ぶりは永野自身を変えてしまうのかもと思った。2024/02/08
じーにあす
26
YouTubeの永野CHANNELでやっている90年代洋楽ロック談義が好きです。この本はそこから生まれたもの。ロックを語ると言ってもアーティストがどうこうと言うより、あの時アルバムを聴いて感じていた思い出話のような感じだった。凄く狭い範囲の人にしか分からないと思うけど、自分にはあるあるがいっぱい。メタリカが推薦していたからニルヴァーナのネヴァーマインドを買ったとかまさに一緒だった。ロックは歌だけじゃなくてルックスも生き方も解散時期も死ぬ時期も大事って、凄い分かる。頑張れない奴を救うのがロックだ!→2022/08/02