内容説明
本当に明治維新は「希望」だったのか? 開明的とされる新政府軍は、実際には無法な行いで庶民から嫌われていた。当時の「風刺錦絵」や旧幕府軍の視点を通して、「正史」から消された真実を明らかにする!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーイチ
33
著者は初読、専門は思想史学とのこと。題名はもっと穏便でも良いのでは?内容としては七割は既知、推測の範囲。「明治維新・革命」が全て正しかった訳では無く、江戸幕府が全て劣っていた訳でも無いって事で、大河ドラマ便乗とも言えるが、内容はしっかりしている。河出文庫だし(笑) 江戸の町で瓦版がしっかり管理されて発行されていたって話は新知識。幕末には非公認のものが多くなっているらしい。前半は瓦版の解読(基本的に政道に口を挟めないので)で江戸の人々が戊辰戦争、彰義隊、列藩同盟にどういう思いを抱いていたのかを解説している。2021/10/11
まんむー
2
タイトルが気になって読み始めたけど、明治新政府に洗脳されてたんだなぁって印象。改訂前のタイトルは「明治維新という幻想ー暴虐の限りを尽くした新政府の実像」というから、こちらのほうがかなり激しい印象を受けるし、読んでみると、あぁなるほどと思う。江戸末期の判じ物のかわら版は庶民の代弁ですね。尊王攘夷、大攘夷、小攘夷、明治新政府のこじつけもなかなか痛々しく感じた。本書を読んで西郷どんの印象、徳川慶喜の印象がガラッと変わった。2025/06/21
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