内容説明
「マリーさん」からの着信。それは懐かしい一葉の大叔母からの、突然の電話で……? 凛としていて、どこか人を寄せつけない雰囲気のマリーさんに、幼いころから不思議と懐いていた一葉。いつもの居酒屋・南部で、個性的な万福荘の住人たちとうち解ける楽しそうなマリーさんの姿に一葉が安堵したのも束の間――予期せぬ報せが入り……!?
目次
1章 薫風 夫婦茶碗の金色の傷
2章 風邪を引いた日のジューシーな林檎コンポート
3章 冬日和のサムゲタン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
96
妹、ちゃっかりした妹気質?でも、愛されるキャラだよね。母、柊さんに対する態度か失礼。。でも、他のことも含めて娘のことを思えばこそなところもあるのかな。父、意外といい人でしたw 二人の仲が進展して嬉しい。2021/11/08
真理そら
64
今回は一葉の大叔母、妹一家、両親などが登場した上に元カレまで登場。柊先生は妹から見てもスペックが高いんだね。万福荘の住人達の様子も柊先生との恋バナも楽しいけれど、キュウリのぬいぐるみを振り回すワンコの久太郎がとてもとても魅力的(実質主役かも?)2024/02/04
よっち
26
かつて可愛がってくれた懐かしい一葉の大叔母「マリーさん」からの突然の電話。彼女が個性的な住人たちのいる万福荘にやってくる第二弾。いつもの居酒屋・南部で、個性的な万福荘の住人たちとうち解ける楽しそうなマリーさんの姿に安心した一葉が受ける予期せぬ知らせ、一葉の家に遊びに来た姪・真奈の複雑な思い、佐知と離婚した父のこと、そして一葉の元カレの襲来。いろいろ心揺さぶられる出来事も多かったですが、万福荘の住人は相変わらず優しくて今回は柊先生もちょっと頑張りましたかね。そろそろ二人の関係にも進展を期待したいところです。2021/10/28
coco夏ko10角
19
第2弾。万福荘の雰囲気とか住人のやり取りとか、前作より好きだな。一葉の大叔母・マリーさんの人柄いいな。そして姪っ子がお泊まりに。一葉が相変わらずにぶすぎてこのままかと。最後これで終わりなのかな、もう一巻くらいあってもよさそうな感じも。あと花木荘の人物も少し登場。2022/10/14
レア
17
シリーズ2作目。前作にも増してほっこり優しい(*´∀`*)「久しぶりに抱っこした。毎日見ときながらこんなこと言うのも変だけど、真奈大きくなったね。ちゃんと見てないと、おっきくなってくとこ見逃しちゃう」/知らず知らずのうちに、不要なものまで後生大事に抱え込んでいることがある。その時必要でも、時間がたって不要になるものもある。今の自分に合わなくなったらそれはもう、切っていいんだ。─あの時の自分につき合ってくれてありがとう、と言って/久太郎の可愛さは勿論、柊と石原のやり取りや大家さんの格好の表現に(≧∇≦)2024/04/12