内容説明
シリーズ累計10万部突破! 死神、九十九神、福の神……現代社会に溶け込むように存在している八百万の神々と、人間達とのちょっと不思議なふれあいを描いた、切なくも心温まる連作短篇シリーズ第二弾。 【内容例】●ある消防士が出動すると、勝手に火が消えてしまう。その意外な理由とは?(「天狗さまのもとに」) ●銃で撃たれた女子高生が、死の淵で恋をした男の正体は……(「死神に恋」) ●夢遊病に悩む漫画家は、コインランドリーで美しい女性と出会うが……(「眠れぬ夜の神様」)。――など、全10篇を収録。文庫オリジナル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
300
10月は神無月。八百万の神達が人間界で、ひっそり大胆に活動してるんだから、神殿には神様がいなくなるわけだ。といことで、シリーズ二作目。正直、前作の話は忘れてるんだけど、死神と貧乏神は、悪い奴、いや失礼、ホントはいい神様なんだよね。新たな神様が登場して、神々の遊びを楽しみ…、いや失礼、神様としての仕事をしつつ、人間達とふれあってく。なんとも、ほのぼのとして、ほっこり、小路幸也ワールドを堪能できました。気づいてないだけで、すぐそばに神様がいるかもしれませんね。 2021/10/09
寂しがり屋の狼さん
204
シリーズ2作目📕今回も様々な神様との繋がりがおもしろい(◕ᴗ◕✿)優しい気持ちになれる作品💞2022/11/13
いつでも母さん
182
神さま達にまた会えた。そこは小路さんだもの、暖かな空気が優しく私を包み込む。波立つ心も凪を迎える。そう安心して小路ワールドに浸れるのが心地良いのだ。仙人にお地蔵様、八咫烏にお稲荷さん・・「死神の幸生さん」私も出会いたい。またいつか三弾目を待つとしよう。2021/09/29
シナモン
145
神様は姿を変えて私たちに近づいてくるんだなぁ。自分の日常でももしかしているんじゃないかな、なんて思ったりして。小さな福が重なりあって平穏無事な毎日が続いていく。感謝だな。2作目もいろんな神様の活躍にほっこりでした。2021/10/18
蒼
142
八百万の神様がいらっしゃる日本に生まれた事が、なんだか嬉しくなる連作集です。前作の付喪神様はお釜でしたが、今作は枕の付喪神様。付喪神は人間の愛が作り出す神様という言葉が、何か日本人の精神性を表しているようでストンと心に響く言葉でした。が、付喪神様の章で残念な誤植?かもしれない発見をしてしまいました。158p9行目「小きな枕を作ったんだ」とありましたが、「小さな」だったのかな?ラスト死神の幸生さんとの再会は嬉しかったです♪2021/09/24
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