優しいロボット

個数:1
紙書籍版価格
¥2,090
  • 電子書籍
  • Reader

優しいロボット

  • 著者名:松井龍哉
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 大和書房(2021/09発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784479797128

ファイル: /

内容説明

ロボットデザインのトップランナーが語る、「ロボットのいる未来」へのデザイン論

鉄腕アトムからアシモ、ペッパーまで…完全な形の「人型ロボット」の実現の道のりは遠い。
しかし、私たちは「人にそっくり」なロボットを本当に必要としているのだろうか?
建築家・丹下健三の薫陶を受け、その後渡仏。帰国後にロボットのデザイン、開発に関わってきた著者が、
キャリアを振り返りつつ、デザインの本質を思索する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美紀ちゃん

70
情報工学の本。「クララとお日さま」「君の心を読ませて」「タイタン」「それをAIと呼ぶのは無理がある」「AI崩壊」などロボットやAIについて興味があり借りてみた。内容はロボットの総合的なデザインについて。ロボットであることの3つの要件、センサー、知能と制御、駆動系。ロボットを実用化し、実社会に混ぜ込んでいくための開発についてなど。「クララとお日さま」のクララは、1000年後かもと書いてあった。表紙にもなっているPosyが可愛いぃ。小説に出てくるようなロボットは先のことかもしれないが、その可能性に期待したい。2021/10/19

スプリント

10
AIBOの登場でロボットがぐっと身近になるかと期待しましたが、ルンバなどの掃除ロボットやネットの接続補助と簡単な家電操作をしてくれるアレクサなどに限られ、期待した未来にはまだたどり着いていない印象です。 普及には機能だけでなくデザインも重要だと思いますので本書を読んで期待が持てました。2021/10/24

jackbdc

7
表紙のロボットは2002年に著者である松井氏が生み出したフラワーガールをコンセプトとした「Posy」という名のロボットである。なんとバージンロードを歩き、花を渡すだけの機能しか持っていないという。機能を絞り込むことに意味を見出す姿勢はアーティストそのものだ。ロボットデザイナーである著者松井氏は「Posy」は3 歳の少女の無垢な世界観を発散させ、周りの空気を一新させる力を持つが、「Posy」がそうさせているのではなく、見る人が自分の内面を遊泳する結果なのだいう。その影響力こそロボットの優しさなのだろう。2021/10/23

Go Extreme

4
ロボットを“デザイン”するということ:3つの条件 自律性をデザイン 優しさをデザインの目的に  ロボットの世界に“デザイン”の思想を持ち込む:形態は機能に従う 人型ロボット 優しさに包まれたなら:日常とロボット工学を結ぶ フォーヴ:知能化した機械の動形美:独身者の機械 キャラクターのデザインへ 同一性と動的関係性のデザインーロボット10作品と展覧会 Posy-詩学としてのロボット Patin-ロボットを実現させる組織・事業デザインのダイナミズム 次の世界をデザインするということ:理想のあとさき2021/10/11

skr-shower

3
Posy開発秘話のような。確かにたたずまいが詩的なロボット。幼児大会が反感を抱かせないのか。デザイナーから見たロボット開発。2023/03/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18655015
  • ご注意事項

最近チェックした商品