内容説明
▼20世紀後半を代表する分析哲学者デイヴィド・ルイスの古典的処女作をついに邦訳!
▼人間行為の「調整」はなぜうまくいくのか? その論理的構造に迫る。
▼ゲーム理論、分析哲学、言語学にわたる重要な問題に解決を与える。
20世紀の社会科学、経済学に大きな変革をもたらしたゲーム理論。その中心的な概念である「共通知識」を最初に定式化し、古典となったルイスの『コンヴェンション』。その難解さゆえに「読まれざる名著」であったが、半世紀を経てついに邦訳なる。
社会科学のみならず、哲学、言語学といった人文科学の基礎も、本書抜きに語ることはできない。
目次
謝辞
序文(W・V・クワイン)
イントロダクション
Ⅰ コーディネーションとコンヴェンション
1. コーディネーション問題の実例
2. コーディネーション問題の分析
3. コーディネーション問題を解決する
4. コンヴェンション
5. コンヴェンションの実例
Ⅱ コンヴェンションを精緻化する
1. 共通知識
2. コンヴェンションの知識
3. コンヴェンションへのオルタナティヴ
4. コンヴェンションの度合い
5. コンヴェンションの帰結
Ⅲ コンヴェンションを対照する
1. 合意
2. 社会契約
3. 規範
4. ルール
5. 同調的行動
6. 模倣
Ⅳ コンヴェンションとコミュニケーション
1. シグナルの実例
2. シグナリングの分析
3. 言葉シグナリング
4. シグナルのコンヴェンション的意味
5. シグナルの意味nn
Ⅴ 言語のコンヴェンション
1. 可能諸言語
2. 文法
3. 可能言語における意味論
4. 真実性のコンヴェンション
5. 集団における意味論
結論
文献
『コンヴェンション』概要
『コンヴェンション』解説
解説文献
索引
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