オリシャ戦記PART1 血と骨の子

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オリシャ戦記PART1 血と骨の子

  • 著者名:トミ・アデイェミ/三辺律子
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 静山社(2021/09発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784863895119

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内容説明

舞台は、オリシャ王国。かつては魔師と魔力を持たない者が共存していた。しかし、魔師を憎む国王サランは、<襲撃>を行い、国から魔法を一掃した。ゼリィは、白い髪をもつ魔師の17歳の少女だが、<襲撃>で母を殺され、魔力も失くしてしまった。ある日、市場で兵士に追われる一人の少女を救出する。それは、冷酷な国王のもとから逃げ出してきた王女アマリだった。ゼリィは、国王の娘に反感を抱きながらもアマリを連れて、兄のゼインとともに逃走する。それを追走するのは、父の期待に応えようとする王子イナン。アマリが王宮から持ち出した<巻物>によって、ゼリィの魔力が発動する。イナンもまた<巻物>に触れ、自らの魔力に気がつきはじめる。王国に魔力がよみがえったのか? 
物語は、逃げるゼリィとアマリ、追いかけるイナンの視点を行き交いながら展開していく。
神話的な魔法の世界と、スリリングな冒険を描く、壮大なファンタジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サケ太

25
アフリカ神話を題材としたファンタジーとは新鮮。圧制を行う暴君が君臨するオリシャ王国。王女の脱走から、王より奪われていた“魔師”の力を得たゼリィは冒険の旅に出る。彼らを追う王子イナンの葛藤。冒険の中で成長と変化が起こる。王道で壮大な物語と、歴史的な出来事もモチーフにしているための容赦なさが凄い。2019/09/07

nightbird

5
ナイジェリアがモデルの架空の国が舞台のファンタジー。話のスタートからコロコロよく話が転がっていくし悪役善役もはっきりしてるので、たとえアフリカ文化全然知らなくても気にする間も無くどんどん読める。せっかく珍しい(英語圏の作品としては)設定なので、もっと文化について詳細描写があるといいのにと思わなくもないけど、読みやすさ優先てことかな。古代か中世くらいの世界観なのかと思ってたけど、読んでみるともっと時代が新しい気がした。近世後期くらい?メインキャラ4人の中では弱々しいお姫様から成長していくアマリがお気に入り 2020/06/18

mikkii☆

3
壮大かつ重厚‼️容赦のなさが逆にリアルで、黒人差別事件きっかけに書かれたということに納得。魔法の力も人間模様も魅力的で、ぐいぐいと2日間で読破いたしました。続きが気になります( ͡° ͜ʖ ͡°)2019/07/02

Miki Shimizu

2
気になってた本を図書館で予約。ようやく読めた。ちょっと大きい子向けファンタジーかな。恋の要素もありつつ。PART1とあるから、2巻以降も出るのかしら。2020/03/08

郷里

2
アフリカ風異世界ファンタジー。独自の神話を持つ世界に肌の黒い人々の文化が織り交ぜられる。大作だなあ。抑圧に抗う少女の冒険は王道だけど、その背景は白人社会のハイファンタジーとは確実に異なる。まさに歴史と時代によって産み出された感。容赦ない展開に打ちのめされつつ引き込まれた。シャーマニズム的魔法観と、その魔法の明暗を描くシビアさが好き。主人公ゼリィが死霊召喚という児童書らしからぬ能力で戦うのも良い。〈血と骨の子〉の意味!2019/07/17

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