内容説明
CIAの工作員となった元SVR(ロシア対外情報庁)将校のゾーヤは、ベルリンで民間情報会社を探っていた。だが、ロシアの殺し屋チームが迫っていた。任務に失敗したグレイマンは、愛する女性の危機を知り、病身を押してベルリンで殺し屋チームを撃退する。ゾーヤはザックの救出に赴く。グレイマンは民間情報会社の調査を進め、情報機関員失踪事件の裏に潜む巨大な陰謀を知る!白熱の冒険アクション小説。解説/真山仁
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
106
やっと10作目になり追いつきました。あとは先日発売された11作目となった2冊が控えています。今回はCIAからの依頼人3人が様々な場所で動き回ります。主人公は前回の傷が癒えないのに現場に出されてしまいます。世界各国でロシアマフィアやイラン、あるいはUAEなどの諜報機関などとのやり取りがありますが最後は主人公の味方であったCIAの局長が左遷されまたCIAから追われる身になるのかもしれません。まあ楽しめるのですが男女の関係が出てきたりして最初のころに比べると若干話が‥‥。2022/10/25
猿吉君
96
グレイマン10作目、ダレることなく面白くてあっという間に読んでしまいました!①ジェントリー弱くなっても強すぎる(笑)②マット・ゾーヤ・ザックとそしてスーザンがそれぞれ活躍、シリーズファンには嬉しい演出。③ロシア側もうチョイ頑張れ!と言いたくなりました。④ザックファンなので活躍は嬉しいがちょっと年取った感あり。⑤ドローン戦はリアル感あって恐くなりました。点数85/100→絶対面白いから安心して読めるこのシリーズ、チョイ役で出てくるクリスとかザックのスピンオフも読んでみたいぐらいお気に入りとなっております。2022/01/17
ずっきん
89
オールスターキャストに加え、役者を載せた舞台と進行の見事なことったら。むはー、めっちゃ面白かった! シリーズ最高傑作なんて惹句は信用しないタチだけど、これは『反撃』に並んだ。ジェントリーが、ザックが、ゾーヤが、そしてハンリーまでもが踊りまくる。あー、スーザンもな(棒) お馴染みのキャラはもとより、敵役の踊らせ方も最高じゃないか。憎みきれないとこが上手いというか、ずるい。あー、スーザンは違うか(棒) これだけ続けてきてるのに、飽きさせないどころか突き抜けてくる。グリーニー、あんたはわたしの『特殊閃光音響弾』2021/10/09
Panzer Leader
76
「第189回海外作品読書会」ここ数作はちょっと停滞気味かもと思っていたけど、今作はまた天井を突き抜けるような面白さ!一体どこまで進化するのか、グリーニーさん、参りました。今回はハンリーも登場した上、ジェントリー・ゾーヤ・ザックの三人がそろい踏み、殺人兵器ドローンでさえ蹴散らす力強さ、しびれるねえ。トラヴァース君の活躍を見れなかったのは残念。だけど事件は解決したけどほろ苦いラストを向かえて、次回以降の新たな展開も目が離せない。 2021/09/25
くたくた
70
うおおおおお〜!!面白かった! 普段はネタバレ満開なレビューばっかり書いてるけど、これは絶対にネタバレしない!面白かったよ〜〜〜シリーズ最高傑作です。なんか誤植あったような気もしたけど、気にしない!ハリウッド映画ばりばりです。も、映画化してくれ。大画面で。大音響で!ザックがかっこいい。ジェントリーを完全に喰った。いやあ、お父ちゃん大好きだ!みんな早く読んでくれ!まだ手に取っていないあなたは、明日書店に駆け込むべきだ!2021/09/21