内容説明
日本初の元極道・バーチャルYouTuberとして注目を集める懲役太郎が、一般にはうかがい知ることのできない闇社会の裏知識を大公開します。暴力団の内情、殺人事件、取り調べ、刑務所の雑学を語る一冊。「死体を山に埋められない理由とは」「銃で撃たれた人の話」「刑務所で見た最も恐ろしい光景」「車でさらわれたときの対処法」など、長年にわたってリアルに塀の中で情報交換しつづけた著者だからこそ書ける激ヤバな真実が満載です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒瀬 木綿希(ゆうき)
125
元ヤクザ。今Vチューバーな50代おじさんが面白おかしく、そして滅びゆく文化をちょっぴり切なく語るヤクザの生態。指紋がつかない拳銃の保管方法や素人が山に死体を埋めるのはほぼ不可能な理由などはその知識が不必要なまま生涯を終えたいですな。この手の本では高確率でタピオカのことが語られますが、やはりあれって良いシノギになったんですね。今は組事での身代わりお勤めや雇われヒットマンはオワコン。そもそもヤクザがオワコン。その代わり、カタギに紛れてる元ヤクザが沢山いますよというお話。2021/03/15
ミライ
41
元極道のバーチャルYoutuberとして人気(登録者数は2020/6/19地点で17万人)の懲役太郎さんによる一冊。30年間の極道生活で、刑務所に3回入っている著者が、刑務所や暴力団、警察の取り調べから殺人事件まで様々な激ヤバ事情を語る。「銃で撃たれると体が熱い」「死体は山に埋められない」など、内容的には怖そうだがユーモア交えて語られているので、「雑学」として読むことができる。現役Youtuberなだけに、島田紳助さんが先日misonoさんのYoutubeへ登場した裏事情も分析されていて非常に面白かった。2020/06/19
スプリント
8
意外な話は特になく有名なエピソードが多かったです。 情報発信の手段が増えいろいろな業界の情報が簡単に入手できる時代になりましたね。2020/11/15
どらんかー
8
裏社会の面白い話しや恐ろしさが伝わってくると同時に太郎さんの思いが伝わってきます2020/06/22
ただぞぅ
6
元ヤクザで現役YouTuberという異色な経歴を持つ著者。暴力的な習慣が残る昭和。稼げば何でもありの金銭至上主義の平成。二時代に渡り様々な組織で修羅場をくぐり抜け、将来を案じ身を引いた賢明で強運な人だ。裏世界のノウハウや面白エピソードのなかで以外だったのは銃刀法違反。たとえ冗談でモデルガンを向けても相手が「本物だ!」と思ってしまえば脅迫罪になってしまう落とし穴(汗)。車を運転中、通話の有無に関わらず携帯を耳に当てることが違反であるのと同じ。お土屋で買った玩具の模造刀も状況によっては怪しいかもしれない。2024/03/19