角川文庫<br> 使徒の聖域

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角川文庫
使徒の聖域

  • 著者名:森晶麿【著者】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2021/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041116210

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内容説明

カウンセラーの千尋は、自殺志願者の奈央から自殺サイトの存在を知らされる。その管理人は、8年前に知り合った「ヒロアキ」ではないかと疑いを抱く。過去を辿っていくうちに明らかになる真相とは!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ayako

27
読んでいて、落ち着かない気持ちになる小説だった。その原因を特定できないままにラストへと向かい、読後もそれが完全に解消されたとは言い難いもやもやとしたものが残った。サイコものが好きな人にはおすすめ。たくさん張られた伏線に後から気付いたので、もう一度最初から読み直したい気持ちになった。タイトルについては、他の方も指摘していたが、改題前の「毒よりもなお」の方が作風に合っているように思う。2022/01/17

ツバサ

10
終始違和感がつきまとう物語で、その違和感が明かされても苦い後味。不気味だけど、惹きつけられるものがありました。2021/09/25

湊-みなと-

4
ずっと不快だった…不快の理由が読了後も分からず、解説を読んで腑に落ちる。そう…違和感だ。詳細はネタバレになりそうなので割愛。最後にその違和感が解消されスッキリ。誰かの存在や創作物などで救済されることはあるかもしれないが、それはあくまでも受け取った側の捉え方次第。自分が他者を救済できるという考え方は傲慢で独善的、そんな事を思った。また快楽の定義についても改めて考えさせられた。現実にクソ親はごまんといるだろうが作品に出てくる親は極端すぎて逆にリアリティさが欠如。あと何故厨二なタイトルに改題した?2021/10/17

ドットジェピー

4
不気味ですが面白かったです2021/10/07

ともりぶ

3
改題前の単行本『毒よりもなお』を読んでいたのに全く気づかなかった。よくわからなかったので頭に残らなかったようだ。2022/06/08

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