内容説明
就業規則を戦略的に改定し、1,000社超の経営問題を解決してきた「就業規則の神様」と呼ばれる特定社会保険労務士が、自社のカルチャーや理念をしっかり落とし込んだ「新標準の就業規則」のつくり方を解説。
育児・介護・治療と仕事の両立やテレワークなど、昨今の労働環境や多様な働き方、従業員の意識の変化を踏まえて具体例を示す、就業規則本の決定版です。
本書の特長は、「社労士に頼られる社労士」として専門家への指導も行う著者が、就業規則を見直す際に重視する着眼点や作成術を、出し惜しみせず解説しているところです。
「理想的な就業規則作成のステップ」「トラブルを招きがちなルールの例」「条文に入れないほうがいい要素」「IT管理時代の有給休暇のあり方」「オフィス勤務時と在宅勤務時で変えたい内容」etc.
時代に左右されない「実務の基礎知識」とともに、激変する労働環境に対応するために取り込みたい、目からウロコの「新しい視点」も、一冊で学ぶことができます。
「社内の〈暗黙のルール〉を、どのように明文化すればいいのか」と悩んだときに役立つ、下田流規程文がダウンロードできる読者特典が付いています。自社の経営理念がしっかり根づいた条文を考えるときの参考にしてください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メドじゅん
1
電子書籍版/社労士よりも、事業主向けの書籍かなと感じました。従業員の方々と、ある意味対等にお付き合いしたいと考えていらっしゃる事業主さんに読んでほしいな…と思いました。2023/09/15
Go Extreme
1
なぜ、就業規則のつくりなおしが必要なのか:企業の利益だけを考えたルールでは成り立たない 労働環境に関する意識の変化と今後の展開 就業規則に関する法律上の考え方:最低限知っておきたい内容と注意したいポイント 「新標準の就業規則」作成の5ステップ:私が顧問先に提案する作成方法の中身 会計情報をオープンにする 就業規則の作成・改定実務上のポイント2021/07/31
ミィ
0
就業規則は「良心(善の心)を発揮しやすい場を作るためのツールであり、ルール」という言葉に惹かれました。会社は経営者と従業員の双方にとって安心・安全な場であることを、就業規則で示せるというのです。その秘訣は相手をよく知ること。そして就業規則の前文で、経営者の思いを伝えること。法律中心の就業規則では禁止や義務が多用されますが、前文、休職、表彰等々を通じ互いに思いやりを示すことが出来ると知りました。「労使双方が満足できる就業規則を作る」という夢が増えました。2023/05/20