日本経済新聞出版<br> マネジメント・テキスト ビジネス・エコノミクス 第2版

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日本経済新聞出版
マネジメント・テキスト ビジネス・エコノミクス 第2版

  • 著者名:伊藤元重【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 日経BP(2021/09発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532323806

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内容説明

◆吉野家の牛丼の値付け戦略のねらいとは? なぜコンビニは日本で定着したのか? なぜコストコは会員制なのか? なぜユニクロとニトリは流行るのか? なぜサントリーはセサミンをネットで販売したのか? なぜ業界1位の企業をひっくり返すのが難しいのか? ドトールとスターバックスの違いの理由は?

◆ビジネス界を代表する人々との豊富な接点をもち、企業の動向に詳しい伊藤元重教授が、価格、マーケティング、流通、競争、戦略、消費などをめぐる企業の豊富な事例をもとに、価格理論、ゲーム理論、情報の経済学、行動経済学、産業組織論などのミクロ経済学の基本コンセプトがどう応用されているのか、また、応用できるのか、やさしく、たっぷりと解説します。ビジネスの現場で日々起こっている興味深い現象の背後にある理屈が手に取るようにわかります。知的刺激を得られること間違いなしです。

◆ビジネスの世界での事例をミクロ経済学の素材として提供することで、より血の通った経済学を学ぶことができる本です。また同時に、経済学の考え方を利用して、ビジネスの世界への関心を一層深めることのできる本です。

目次

序章 ビジネス・エコノミクスへの招待

Part1 マーケットを知る                                     
 第1章 価格に始まり、価格に終わる
 第2章 流通からビジネスを考える
 第3章 変わる市場のあり方
 第4章 市場を理解することがビジネスにつながる 

 
Part2 ビジネスはゲームだ
 第5章 ゲーム理論が視野を広げる
 第6章 インセンティブとは何か――逆選択とモラルハザード
 第7章 行動経済学とビジネス
 
   
Part3 産業組織論からの考察
 第8章 戦略をより深く理解する
 第9章 イノベーションがすべてを変える

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

74
伊藤先生のご専門はミクロ経済学ですがさらに実体の企業経済学のような分野にまで入ってこられたという気がします。実際の企業とミクロ経済学の理論を結び付けていてわかりやすいと思われます。最近の大学生は理論そのものよりも実体経済の方に興味を示す傾向がある気がします。学生ばかりではなく社会人にとってもかなり面白いという気がします。2022/01/11

リットン

8
経済学の中でも生活に身近な部分を集めた感じで面白かった。経済学の中でもいろいろな分野の話が書かれているが、総じて、物事をメカニズムから理解しようとする経済学的な見方は共通だなと感じた。途中でハイエクの紹介があったところに書かれていた、いかに人間の認知の範囲を超えるものを使いこなすかが重要で、それがメカニズムであり、ビジネスにおいては市場のメカニズムがその一つだ、というのは印象的だった。この本を本屋で見て、タイトルをみてちょっと懐かしいなあと感じた。2021/12/21

そろけん

8
ビジネスの世界で起きる現象が経済学視点で解説されておりビジネスマンには気づきが沢山得られる。経験曲線を早く駆け降りる為に他社よりもいち早く大量生産を行いコストを下げればそれだけで参入障壁になると半導体業界に勤める私には目から鱗の内容。将来のコスト削減を見越して最初から安い価格を設定するフォワードプライシングの考え方は今後実務に活かせそう。事業戦略として市場のポイントを絞って差別化するポジショニング戦略が重要という事を再認識。日本のDRAMが韓国に負けた原因は投資方法の違い(銀行か株式か)との指摘には納得。2021/10/25

yuki

4
経済学と実際のビジネスは別物だという認識であったが、本書を読むと、経済学は実際のビジネスを抽象化したものという側面を有することが良く分かる。行動経済学、産業組織論、イノベーションといった章は初心者にも分かりやすく書かれており非常に有益。各々の章についてより深掘りした本も是非書いてほしい。2021/12/13

ミノカサゴ134

3
恥ずかしながら経済の本をじっくり読んだのはこれが初めて。毎朝職場近くのマックに開店と同時に入り、少しずつ読んだ。著者の言う「ビジネスの世界での現象を経済学のツールを利用して解き明かすという意図」のもと、いろいろな事例を例に挙げて経済学を使って分かりやすく解説してくれる。ユニクロとニトリの流行る理由、コンビニが日本に定着した理由、アマゾンのネットワーク型流通など興味深い話が盛り沢山。流通からビジネスを考え、ゲーム理論と行動経済学、ポーターの競争戦略論など、実は中身の濃い話なのに抵抗なく最後まで読めた。ふぅ。2022/07/18

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