文化・情報の結節点としての図像――絵と言葉でひろがる近世・近代の文化圏

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文化・情報の結節点としての図像――絵と言葉でひろがる近世・近代の文化圏

  • ISBN:9784771034440

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内容説明

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「絵入百科事典」に代表される絵と言葉を備えた書物は、知識や情報を分類・整理し、固定化するために重要な役割を果たした実用書であった。これらの書物がいかに和・漢・洋の情報を繋げ、いかに江戸から近代における「知」を支える裾野を拡げたのか。本書では、訓蒙図彙、子どもの読書、宣教用絵本、広告、古画蒐集などの切り口から論じる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

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ことばとイメージの文化圏 『訓蒙図彙』 言葉と図像 諸版再考 寛文六年初版本から元禄版本へ 図と言葉による意匠 近世の図像化された知識  江戸時代における子どもの読書を考える 可視化する日本史 石化姫と望夫石における「永遠」の意識及びその表現 日本にやってきた空気ポンプの図像とその比喩的意味の展開 近代化におけるイメージの役割 近世と近代の接続点福澤諭吉における図入りテキストに関する調査研究 日本正教会刊行『教会初学読本』挿絵にみる東と西の出会い  戦間期東アジアにおける森永製菓の新聞広告と広告戦略 2021/07/14

志村真幸

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 第Ⅰ部は1666年頃に京で出版された絵入り百科事典『訓蒙図彙』に関する内容。浪人文学としての側面、諸版の整理、版を改めるなかで大衆向けの性格が強くなったこと、『武具訓蒙図彙』や『女用訓蒙図彙』といった派生作品など、幅広い視点から語られており、興味深い。  第Ⅱ部は江戸の書物における図像。大人向けの本と子ども向けの本の線引きの曖昧さ、日本にもたらされた空気ポンプの図像など。意外な視点から、江戸文化への新たな発見がある。  第Ⅲ部は福沢諭吉の著作における図の分析、戦前の森永製菓の大陸での広告戦略など。2021/08/12

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