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内容説明
新聞記者だった著者はいかにしてひとり本屋を始めることができたのか。定年目前の58歳、子どもは3歳、書店員経験は0。第二の人生、妻の反対を押し切って本屋に転身する。取り立てての読書家ではなく、書店開業が定年後の夢だったわけでもないという著者は、自分が本屋を始めた理由より、本屋を始めた方法を伝えることのほうが意味があるのではないかと書く。すべての書店開業希望者に贈る、夢ありほろ苦さありの実践的本屋開業記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
124
58歳で新聞社を退職し、小さな本屋を開業した物語。毎日新聞でスポーツ担当の論説委員に就任した時「嫌いな言葉は夢と勇気と感動です」と挨拶した著者の見識に、五輪嫌いの私は共感。取次店を通じた配本・返本という大量生産&大量消費時代のビジネスモデルに疑問を感じ、自分の「気になる本」「読みたい本」を買取り、時間をかけて売る思想を貫いている。「本屋をしていて一番楽しいことは?」との問いに「カウンターを挟んでお客さんと言葉を交わすこと」。私も子供の頃、そんな本屋のおじさんと話をするのが、何より楽しかったことを思い出す。2022/01/03
海月
74
kindle購入。本屋さんで見つけて気になってたものの電子書籍にて本屋潰しでもある期間限定セールになったので購入。 感想は日記かよ!の一言ですね。本屋になるためのノウハウみたいなのを書いてあるのかと思えばそうではなく、著者の前職を辞めるところから始まり自論を展開しておしまい。何の役にも立たないし新聞記者だったからなのに書き方にも冷たさが残りとても残念な気分。居心地の良い本屋を目指してるのか商売がしたいのかも分からない。本を出したり副業で成り立ってるのだろうか?2022/03/21
ニッポニア
60
変な人、というアイデンティティを僕らは持つ必要がある。新聞記者から本屋に転身したエッセイ。人と違うことをしたい、という反骨精神の結果。我らは見習うべきなんです。以下メモ。何事も見切り発車でいい、それに合わせて生活は進む。時代を超えて読み継がれる記事のために、未来を見通す作業を続けていく。スポーツは社会の縮図だ、政治、法律、経済、教育、それぞれスポーツに結びつく。家は買うものではなく、作るものでもなく、育てるもの。独立系本屋として、純利益は数十万。これが現実。要は自分が何をゴールと捉えているか、ではないか。2024/01/14
たまきら
46
先日ギャラリーエフの恵子さんに田原町ツアーをしてもらっているときに気になったので入った本屋さん。本の品ぞろえも面白くて、こういう独立系の本屋さんが自転車で通える範囲にできてうれしいな…と思ったら、店長の本があったのでさらにうれしくなり手に取りました。なんというか、今時なんと不器用な…と言いたくなるそのお仕事ぶりに妙に親近感が。今度イベントやった時にはぜひ伺ってみたいな。2022/08/01
Y2K☮
41
著者は東京・田原町にある小さくて静かでオシャレな書店「リーディンライティン」の店主。58歳で新聞記者を辞めるまでの経緯や家族優先の働き方も含めてなかなかにリベラル度が高く、常識に縛られぬ哲学の持ち主。独特の品揃えにも出ている。でも人当たりは柔らかいし親切な印象しかない。選書の仕方や文章を書く際の心得などが参考になった。今度行ったらコーヒーを注文して中二階で飲もうかな(本を買うと100円バックしてくれるらしい)。隣の店で買ったケーキをここで食べられるとのこと。まさに地域に密着した街の書店。長く続けて欲しい。2021/12/09
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