内容説明
死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。だがその魔手は彼女へと迫り――。ミステリランキング5冠、最驚かつ最叫の傑作!
★★★★★
ミステリランキング5冠!
★第20回本格ミステリ大賞受賞
★このミステリーがすごい! 1位
★本格ミステリ・ベスト10 1位
★SRの会ミステリベスト10 1位
★2019年ベストブック
さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補!
★★★★★
城塚翡翠。
彼女は、なにを視(み)ていたのだろう……?
すべてが、伏線。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたま
395
この小説については、ストーリーに少しでも触れるとネタバレになりそう(「すべてが、伏線」は当たっている)。なので内容には立ち入らない。よめばきっと面白い。まだこんな展開のさせ方があったかと唸ることだろう。まあ、エラリー・クィーンを現代的にアップグレードしたような、正統的でロジカルな本格ミステリー。すべてがフェアであり、すべては目の前に置かれている。ただ、真相を言い当てられるかどうかは・・・かなり難しい・・・。そこが快感でもある。2022/02/01
ベイマックス
232
文庫で474ページ。量も内容も圧巻。ただただ圧巻。2022/06/29
mihya
206
正直、途中までは微妙かなと思ってた。その後のまさかの展開。更に上を行くどんでん返し。まさしく「すべてが、伏線」だった。2022/02/08
三代目 びあだいまおう
204
『ミステリランキング5冠、最驚かつ最叫の傑作!』の文句に魅かれ積読を無視して購入。読み始めてすぐの違和感、既読感がある。章立てで進む展開の全ての事件や犯人、そのトリックまでもがまるで映像のように解る。もはや既視感だ。再読のはずないのにと本を閉じて調べたら、以前ドラマで見ていたことを思い出す。どうする?やめる?と自問自答の末読み進めた。美しく可憐な霊媒師と推理作家のコンビが次々と難事件を解決していく単純ストーリー。暗躍する連続殺人犯の正体は一体?全てが伏線、全てが裏返り、不思議で爽快な余韻をいざなう‼️🙇2024/04/30
まるほ
134
ヤラれた!本作には2度ダマされました!▼まずは表紙。評判こそ耳にしてはいましたが、表紙の印象からラノベっぽいモノと勝手に決めつけ、いままで手にしてきませんでした。▼実際に読み進めるも、第3話まではミステリーとしてはありがちで「これがミステリランキング5冠?」と感じていました。▼プロローグと各話の間に挿入される3つの“インタールード”で別の事件が同時進行するなか、衝撃の最終話。序盤のある個所で「もしかしたら」と思ったが、それ以上の劇的な展開。確かに“全てが伏線”だわ…。これには脱帽。5冠も納得の作品でした。2023/08/23
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