ハロー、ユーラシア 21世紀「中華」圏の政治思想

個数:1
紙書籍版価格
¥2,200
  • 電子書籍
  • Reader

ハロー、ユーラシア 21世紀「中華」圏の政治思想

  • 著者名:福嶋亮大【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 講談社(2021/09発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065245231

ファイル: /

内容説明

帝国化する中国、香港の苦境、深刻な国家対立
ウイグル弾圧、一帯一路構想――
イデオロギーとしての“ユーラシア” が
あなたの世界認識を変える。

政治・思想・文学の地平から激動の根源を探る
日本と東アジアを架橋する画期的論考!

《ユーラシア》に託された二つの現代的なテーマ
○ユーラシア大陸を横断する巨大な帝国の成立=中国
○アジアとヨーロッパの文化的混血に根ざしたハイブリッドな自我の創造=香港

中国の大国化、香港の大規模デモ、さらにパンデミックに到る
東アジアの政治的な暴風域。
その渦中にある現代のイデオロギー現象、その認知地図を更新し、
21世紀の東アジアに新たな光を当てる。

目次

はじめに――天下vs本土
第一章 球の世界、道の世界
第二章 ユーラシア人たち――その二つの政治環境
第三章 新しい大東亜共栄圏
第四章 近代のハイジャック――哲学あるいは法螺話
第五章 天にアクセスする心
第六章 ユーラシアン・モダニティ――近代化の二つの波
第七章 シュミット・シュトラウス・毛沢東
第八章 香港の創設
第九章 協力者・亡命者・哲学者――遺民の政治学
第十章 都市と帝国のあいだ
第十一章 未完の革命
第十二章 歴史の量子化、興亜のテクノロジー
終章 償われたユートピア
補論 文化史における『三体』
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

かんがく

10
どうやら今の自分の関心は思想と地理の交錯するところにあるらしい。ロシア・ユーラシアのもつ二面性、グローバル都市香港のナショナリズム、一帯一路と大東亜共栄圏とマーシャル=プラン、保守思想としての儒学の復権など、扱われるのはどれも面白い題材ばかりである。伝統的な「中華」と現在の「中国」を結びつける自分の中の回路がだいぶ充実した気がする。2022/07/16

スプリント

9
なかなか難しかった。 何度か読み返しても難しい。もう少し関連する知識を蓄えてからもう一度読み返したい。2022/01/22

Masayuki Shimura

2
【当時の日本人が日本の「皇道」と西洋の「覇道」を対比させたこと、それ自体が儒教のレトリックの複写であった。大東亜共栄圏という帝国日本のアイディアはそのスケールをユーラシアにまで広げて、二一世紀の中国に里帰りしたのだ】(文中より引用)・・・・・中華圏の考え方を内側から覗くことができる稀有な一冊でした。大陸中国が抱える超ナショナリズム的なナショナリズムの危うさを感じることもできましたし、何より香港という一都市におけるナショナリズムの捉え方がお見事でした。2021/12/08

つまみ食い

2
赵汀阳,刘小枫のような現代中国の主流に近い新天下主義的思想家から異端と呼べる刘仲敬(中華意識を幻想とし解体を主張)、さらに香港や台湾の批評家なども紹介している。著者は日本と西洋の哲学・思想史にも精通しており、「ハロー、ユーラシア」という書名の通り中国語圏の思想状況を俯瞰するのにいい本となっている2021/11/25

tindrum

2
現在の中華圏には、ヨーロッパからの影響と、自らの地方性とを混ぜ合わせて、二つのユーラシア的文化を持った国家がある。一つは中国で、保守的で権威主義的で、拡大主義的な帝国主義国家、もう一つは台湾や香港という、自由主義的で、多様性を重んじ、協調性を大事にする都市(ポリス)的な国家。この二通りの国家が、ヨーロッパや日本にいかなる影響を受け、二つの異なるイデオロギーを持ったナショナリズムを作り上げてきたかということを「天下主義」と「本土主義」という2021/11/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18561668
  • ご注意事項

最近チェックした商品