ビームコミックス<br> マーブルビターチョコレート

個数:1
紙書籍版価格
¥781
  • 電子書籍
  • Reader

ビームコミックス
マーブルビターチョコレート

  • 著者名:幌山あき【著者】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • KADOKAWA(2021/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047367425

ファイル: /

内容説明

パパ活を繰り返す、りこの前に現れた新しいパパは、女性の東。
何もかも対称的なふたりだが、触れ合うにつれ、互いに心を許し合ってゆく。
しかし東には「パパ活ルポルタージュ」を執筆するという裏の目的があり……。
若さが誘う生と死、そして恋の物語。

pixivで大きな話題を呼んだ作品が、全ページ大幅加筆修正&描き下ろし30P以上を加え、待望の書籍化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

RIN

30
楽しく生きる為にパパ活を行うリコとそんな彼女にパパになることを申し込む東。いずれ百合になる二人を取り巻く消費をテーマにしたお話。自分、他人、若さ、才能、お金。売るものが無くなれば終わりの1か0かの人生。消費は容易く消耗は早い。覚悟を示せと責めたてる社会に下世話なゴシップ。消費を唆す深田には彼の怒りと諦観が渦巻いている。甘くて苦いマーブルビターチョコレート。誰にも望まれない物語の中で私たちは消費されて消費する。でもね、いつか私に価値が失くなって何も残らなくても、側に貴女がいるのなら悪くないなって思うんだよ。2023/03/06

sakko/さよ

5
百合作品紹介の配信で気になった1冊なんだけど、ほんとよかった。パパ活している若くて可愛いりこ、パパ活ルポを書くために近づいた落ちぶれた女流作家・東。りこの過去はセリフなしで数ページあるだけなので、彼女が何を考えて生きていたのか気になった。私達は人の人生を消費し、ときに消費されて生きる。このテーマはもっと考えてみたい。ちょっと角田光代的逃避行、あとなぜかクリムト。2022/07/17

ささやか@ケチャップマン

5
最後生きてたの?2022/05/08

まりあっこ成分

5
泣きました。物語に引き込まれ、一気に読みました。とても切なく、儚い百合…。調べるとツイッターのお題箱からできた作品だとか…投稿してくれた人に感謝。単行本化のおかげでこの素晴らしい作品に出会えたことにも感謝。とても秀逸できれいな話、『マーブルビターチョコレート』を読めて良かったです(カバー下を見ながら)2021/10/05

駒場

5
パパ活(P活)をして刹那的に生きる若い女に、年上の女が「パパ」として接触してくる。しかしパパの正体は、かつての栄光の影もない売れない小説家で、P活女をネタにルポを書こうとしており……というあらすじからは想像つかない着地をする百合漫画である。P活をする若い女には「若さ」しか見てもらえないことへの諦念が付きまとい、それゆえの生への執着の薄さがなんとなく彼女を軽やかに見せる、そういう描写が上手い作家だった。救いがあるような、ハッピーなような、タイトル通りなビターな読後感2021/09/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18259592
  • ご注意事項

最近チェックした商品